Home > 仕事ログ Archive

仕事ログ Archive

弊社に売り込みをかけるとこんな事になるでござるの巻

日頃お世話になっていたり、売り込み営業をかけてくるWeb関連業種の方々の中で、彼らの基本姿勢やかかげている強みに価値を感じたときは、セミナー形式で社内に広くプロモーションしませんか、と持ちかけることにしている。

理由の一つは、単純に「自分に裁量権がないから」。製品サイトなどの小規模サイトの場合、費用は事業部署や支店の管轄のため現場主体で動いていて、検討・発注段階ではWeb担部署の与り知らぬまま事が進み納品段階で初めて存在を知る、なんて事が普通にある。検討段階でWeb担部署に相談が入るにしても当然正社員が窓口になるので、好んで契約社員にいる自分はWeb屋あっせんの機会が少ない。それでも業者オリエンなんかの機会はままあるので、自分なんぞにとくとく説かれても実り薄くて申し訳なく。

なので裁量権のある人間に刺さるように社内の需要を盛り込んで、もう一歩踏み込んだ"営業活動"をしてもらう。それが「業界トレンドと事例紹介を柱にしたセミナー形式にし、その流れで御社の得意とするソリューションを社内に向けて販促しませんか」という申し出となる訳デス。

# ちなみにワタシ発じゃなくてもこれ系の社内セミナーは過去いくつかあったので、既に取引がある会社相手には割とよくある事なんではないかとは思うが、新規案件狙いの会社相手にとかどうなんだろ。

先方の業者さんにとっては、彼らの事業に対する姿勢とか、これを「コンペ並みに手間のかかるタダ働き」に"しない"力量とかを問われる、敷居の高い取り組みとなる。そして当方にとってはそういった見識の高いパートナーの発掘に加えて、チームの足場固めを先導するいい機会なんだよね。これが裁量権以外のもう一つの理由。

なにせこのチーム、上司が会社の費用負担で社員に知識をつけよう育てようとしない。参考図書の購入もしないし、推薦図書の紹介すらない。「ここだけは押さえとけ」的な指導もない。ましてや有料セミナーなど眼中にない。

各自スタッフのPCリテラシは高め(社内比)だけれど非Webの事業会社の事務職ベースの人員構成だから、自費割いてまでWebに軸足おこうなんて物好きはそういない。すべてが各自の気の向くままで、持っている職能も見識もバラバラで共有されていない。
とはいえみんなは普通に情熱を持って業務にあたってるので、業務時間内に、社内で、無料で「教えてもらえる」なら普通に歓迎される。たんに社外に目が向いていないだけ。

そこで上記の社内セミナー形式(の営業)にして、外部の風をえいやっと社内に取り込む。よくある社外の販促系セミナーより自社に即した内容にしてもらえるうえ、全員出席が可能など、こちらとしてはメリットが多い。自分で勉強会を主催するより内容は"実績付き"なので確実。

ちなみに先方の得意分野によって、Web担向けに限らず事業部署の営業向けに組んでもらうなど、なるべく案件獲得の可能性の高いプログラムになるようにはしてるんだけど、まだ案件獲得まで至ってない社もあって、五分五分と言ったとこかな...。

他の事務職がどういう業務なんだか知らないが、Webサイト運営って奴はもう既に一人の事務員の見識でまかなえる業務ではない。個人を中心とする組織体じゃ成長に限度があるのに、各自の能力が中途半端に高いとそれに気づくのが遅れるんだ。社内向けのアウトプット業務やってるんじゃないんだから、「みんなすごいね※社内比で※」じゃたかが知れてるんだってことに気づくためには、外部の風を流し込むのは必須だよね。競合他社の事例ならなおさら、とか。

チームの隅っこで膝を抱えている自分にもできる、ちいさな布教ってとこでしょうかね。それも外部の協力あってこそですから、ここで陰ながら感謝の意をお伝えするとともに、...弊社内での新規案件獲得をお祈りしておきますペコリ(ぉ

# 振り返れば相当久々の業務関連ポスト... 文章力が干上がっててTwitterすらままならない今日この頃。書きたいテーマはあるので下書きは順調に積もってるんだけどねぇ

Web担[平]が年越しに思う

自分としては珍しく、「年末に」ブログだTwitterだを遡って一年を振り返る。
# だいたい年単位で振り返って新年に計をたてたところですぐ忘れるのでやらないのだけど

2008年はWeb担部署のいち人員としての目の前のタスクに精一杯だったなぁ。企画とか社内とか業者管理とかの調整。
2009年はそれに加えてWeb部署って何ぞやってのが大きなテーマになったように思う。企業としてWebという媒体はどういうもので、そのためにWeb部署はどうあるべきかを軸に考えた一年だったなと。

そして、とはいえ今の自分の立場で実現のために動けることなんかほんの僅かだよな...いやまて僅かでもあるじゃないかやれることは。という流れを2010年につなげるところ。

具体的にいうなら、会社の事業の前線にたってる営業に問題提起の種をひとつ蒔いたあたり。
ポイントは"前線の現場に"というところで、Web部署内での共有じゃない。それは現在のWeb部署が営業の下請けになっていて、営業部署で企画がある程度できたところでWeb部署はそれに従うだけという体制が当分変わりそうに無いという見通しだったから。

このところ立て続けに投稿した「インターネット支店」の件にしても、営業部署からいわれるまでもなくWeb部署こそが立案し先導するべき「戦略」。
会社として、他の媒体も含めて事業・営業の戦略ととなりあった広報戦略を統括して立案できる体制がまるで無い中で、唯一そういう立ち位置に近いのがWeb部署。 なぜならコーポレートサイトを管理しているから。事業を横断して発信してるのはここしか無いよ?
なのにその長は「上役と金稼いでくるやつがいうならしょうがねぇ」みたいなネガティブな姿勢が見え見え。職務怠慢とすら思う。

けど、それをただぼやいてるだけじゃ状況はかわらない。ちょっと見回して迂回路を探さなきゃ。
このあたりほかのメンバーにも共通の思いがあるようで、部署としての体制を外れてプロジェクトを進めていたり。そんな流れに乗るべく、自分としても種をひとつ撒いてみた。そして2010年も、引き続き天候を見つつ種と水を撒こうと考えているところ。

年末にきてどうやら天候(つまり上流の体制)にちょっと面白い変化がありそうな噂が流れてくる中、先手を打てるかどうかで楽しさが変わるかなぁ...
つまり2010年は、そんな行動力が自分にあるのか!というおおきな問題を乗り越えなくてはいけない年になりそうな予感。

...つまりは暮れようが明けようが結局社内調整ってオチですかそうですか。

目標は数字の達成じゃなくてビジョンの実現なんだよっと

実は、先だっての「営業部長」にあたる人にそのままのモデルはいない。

そして立場的に近い人はいて同じような発言はしてるのだけど、その人直々に号令出されるとなぜか、些細な理不尽なんぞ気にせずいっちょ頑張ったろかい、という気になるんだこれが。投稿の内容と相反するけど。

この人は、ぱっと本質を押さえるのが非常にうまい上、マクロな枠組みでダイナミックに歯車を掛け替えてモノゴトの流れを大きく変える発想力のある人で、その度量にはいつも感心してるんだ。事業を創る、金の流れを創るとはこういうことなのか、と実感する。

そりゃ突飛なこともいうけれど、描いたビジョンがとても本質をついててポジティブなので、実務部隊もやる気が出るんですな。こういう人の下では、自分はなんとちっぽけなことに囚われてるんだって気分になるですよ。

目標として単に前年比120%とかだけいわれるのはもう飽きた。けどポジティブに描かれた将来展望の達成度合いを測るための前年比120%なら、まだまだいけるぜ。

続・インターネット支店

サイト作ってコンテンツ供給をDB吐き出しに任せてるだけで満足してていい時代はとっくに終わってますよ。
おそらくこの半年一年で、1週間に一度とか、1日に一度の"情報更新"なんかじゃなく、リアルタイムでお客さんからの「フィードバック」に応えられるのが当たり前って世間になっていきますよ。
そのときに不可欠なのが、「店員」です。レジの向こうにいる「お問い合わせ受付係」ではなく、商品を手に取って眺めているお客さんをもてなす係ですよ。
当然その店員に求められるのは、やれパソコンだインターネットだではなく、扱っている商品の知識とお客をもてなす心意気ですよ。

...まあ例に漏れずAllorNothingな言い回しですけどね。でも今更いうまでもない商売の心意気の基本でしょ? オンライン/オフラインに関わらず。

前回の「ホームページでもつくって...」の件では、実際のプロジェクト担当となる子はこれを理解してくれて、ほぼ?専任で対応担当がつくように根回しをしてくれた。でも運営主体となるであろう営業には、刺さらなかったみたいだ。
この子も含め複数人が、この話が持ち上がった経緯と思惑をいろいろと、とてもひたむきに前向きに話してくれたけれど、社内政治だ枠組みだの話に終始していて、作ろうとしているものは客とのコミュニケーションの場なんだという視点がまるでなかった。
リアルタイム応対が当たり前になるってことは、それやんなきゃ競合に負けるってことですよ? って不本意ながら勝ち負け視点で申し上げたけれど、(そもそもホスピタリティに勝ち負けなんかあるかっての)あまり危機感を持ってもらえなかった。

以前から、こういった「支店」を立ち上げるのはいずれ必要だとは自分も思ってたから、枠組みとしては反対はしていない。けれどシステムで自動更新でSeoで上位表示で...なんてばかりな企画書を見せられても、もうお腹いっぱいを通り越してげっぷが出る感じ。そんなの戦略でもなんでもないよすでに。

今後この支店がオープンして、店員役の子ががんばって密な応対してくれれば結果的にいい方に回る。けれど「Web戦略」とかいうのを策定している方々にこそ、Webサイトはハコものじゃなくて双方向のふれあいの場なんだってことを基本理念としていただきたいと切に願ってます。

# え、お前がやれって? ごもっともですが今の状況じゃ結構ドン・キホーテよ、それ。 うまく外部の力借りないと...

「また新しくホームページでも作ってお客を呼ぼう」とおっしゃる営業部長へ

あなたはとある物販チェーン店の経営者だとします。
あなたが経営する店の中で、一日千人の来客がある店舗があったとします。
千人っていったらあなたの店の中ではトップクラスの来客です。
店内のお客さんは入れ替わり立ち替わり、一見さんからリピータさんから、通りすがりも居ればじっくり熱心に商品を見ている客もいます。
うむナカナカ流行ってるようじゃないかと機嫌よく店内を見渡すと、
接客している店員がいません。
商品を手に取って見ているお客さんに対して声をかけてもてなしている店員がいません。
いてもなんかそこらへんにちょこんと座って声をかけられるのをまってるだけで、客と目を合わせすらしないようです。
いても店の入り口をオシャレにに飾り付けることばかり熱中していて、客がよけて通ってるのに気がつかないようです。
ようやくレジの向こうにまともなのがいると思ったら、購入客への応対で忙しくて、とても店内にあふれてる客を見てられるどこじゃないようです。

これ見て、経営者のあなたはどう思いますか。
見かねて、その辺で黙々と棚を整理している店員に、客に向けてこの商品売り込めよ、と指示すると、
あーでもないこーでもないとこまけぇこと聞いてきたあげく、その商品の置き場所を作るにはン週間とン十万かかりますとかいいやがる。

そんな店員に、経営者のあなたはこういうでしょう。
ぐだぐだ言わんと今すぐにでもやらんか、客は目の前にいるんだぞ。と。
でも店員はみんなアルバイトなので、本業も忙しいのに時給あげてくれない上こんなにぐだぐだ言われるんじゃ辞めてほかで働こうかなとかおもっています。

結局、一日千人の客が店内にいても、レジで買ってくのは十数人程度で、 ほかの九百八十ン人の客は店員の目に留まることもなく、無言で立ち去っていく。 そんな日が、毎日毎日毎日毎日繰り返されています。

やがてあなたはこういうでしょう。「この店ぁだめだな。店のなりはいっちょまえだが店員がなってねぇ。」

あなたがこれから作ろうとおっしゃるお店は、そんなお店です。

それでもあなたは「また新しくインターネットという駅前通りにほーむぺーじという店をつくって客を呼べ」とおっしゃいますか。
きれいな店構えで、たくさんの商品を並べておけば黙ってても客は買ってくとおっしゃいますか。
一日に十数人の客をレジでさばく程度なら店員は1-2人程度、バイトかほかの店舗と掛け持ちのヘルプをおいとけば十分だとおっしゃいますか。

一日に九百八十ン人の来客に目もくれずほったらかしにしたまま同じような店をまた作るなんて実業じゃあり得ませんよね?
なんでインターネットだとそれがまかり通っちゃうんですか?

ディレクターさん入ったおかげでぐっと楽になりました

# ひさびさの連日投稿!

今回のポストは、「よかったこと」。

ここには歯がゆさを感じた事を整理するための思考ログをひっそりとぶちまけてる事が多いけれど(Twitterもそうか...)、現実は毎日が殺伐としてばかりいるわけじゃない。
よい事は、その場で感謝して発散しちゃうのでわだかまりが残らず、ひっそりログりたい衝動もおきないからここにも残らないんだよね(これはTwitterにはポストしてる)。

そんな中でも残しておきたい、よかったこと。

制作側のチーム編成は当初マネージャー+SE+デザイナーだったのだけど、行き違いでお互い痛い目を見る事が続いたので、強めにいってWebディレクターをつけてもらったんだ。
そしたらぐっと楽になりました。書類管理からタスク管理から会議手配から会議進行から議事録から、進行管理をきっちりやってくれるのでほんと楽! 優秀!

それは、単に作業負担が減っただけの話じゃない。

以前は議題作成>>進行>>議事録を私がやっていた。ほっとくと誰もやらないから...社内含め。
けれど、制作も開発も現場を知らない当方はどうがんばっても正確なスケジュールなど引けっこない。必要タスクも把握しきれない。つまり議題の設定が甘いから、話し合われるべき事が議題から漏れる。そんなんで行き違いがおこらないはずないわさ。タスクの多い会議の前はかなりプレッシャー感じてたよ。
だから制作関連の書籍や勉強会などで、どの段階で何をどう伝えるべきなのかを吸収してた。(理由はそれだけではないけどさ)

その負担がぐっと軽くなったんだよ。これがほんとに大きい。2年前このブログを始めた頃の、あの安定感が戻ってきました(上記とは別の会社。ワークフローが確立されててえらい勉強させてもらった)。
これで余裕ができた分の体力は、よりぶれない企画と効果検証のためにまわせるよ。

おそらく、先方もSEが純粋にシステム構築に専念できるようになったんじゃないかな。この人も優秀な人なんで、本来の分野に専念してもらえるのはとても望ましい。

いやぁほんと、ありがとうございます。これからもよろしくおねがいします。

Googleのリッチスニペットで自社サイトにアクセスは増えるのか

Google Japan Blog: リッチスニペットで検索結果をより分かりやすく

今回提供を開始したリッチ スニペットは、製品のユーザー評価(レビュー)など、通常のスニペットよりも更に多くの有益な情報を検索結果に表示します。例えば、ページのタイトルの下に「ユーザの総合評価」、「レビューの件数」、「価格帯」、などの情報も盛り込んでいます。みなさんはそのページにどのような情報が含まれているのか、より正確に素早く把握できるようになり、効率良く探しているページにたどり着くことができるようになります。

検索結果である程度もしくぁそのものズバリの情報出てたら、わざわざクリックしてその先を見に行くほどもなく、Google上で目的達成しちゃって実サイトにこないって流れは容易に想像つきますな。

それと知らずに見かけのアクセスが減って首かしげるメンバーの姿が目に浮かぶぜw。

いまですらサーバログ型のUrchinとビーコン型のGoogleAnalyticsのレポート数値がでんでん違ってることを気づきもせず、UrchinのPVだけがぐっとあがってるのをみて「リニューアルでPV増えたのは、ユーザビリティに配慮したからみんなページたくさん見るようなったと思われます」とか普通に部外に説明してるもんな。
いやそれ、サイト内検索用のクローラーが、キャッシュなくなって全ページスキャンかけてる数値が思いっきり入ってるから。人間のPVじゃないから。
っていうのをいつまでたっても自力で見つけられないようじゃ業務遂行上問題だと思うよ。

サイト運営のPDCAで、Planを自社でやるのは当然としてもCheckも自社内でやれるか外部委託に頼るかによって、サイクルの回転率が大きく違ってくると思うんだよな。よっぽどPlanが明確にたてられてて効果測定項目もしっかり定義されてるんなら外部委託も効率いいかもしれん。けど、手探りでゆるゆるな企画しかたてられない未熟な体制でCheckを外部委託したところで、ピントのあったレポートなんか誰もだせっこないから全部入りのレポートにならざるを得ない。すなわち金も時間もそれだけかかる。
「それ単体で売り上げに直結しない」予算の稟議が何度もすんなりと通せるはずもなく。そうやってPDCAサイクルがゆったりしたものになってくんだね。それは売上向上のきっかけが減ってるってことなのに。

だいぶネタがずれたな...。話を戻して、減ったアクセスは「元々薄い層で、サイトに見に来たって直帰するレベルでしょ」と言い切れるような言い切れないような。でもますます薄い客にリーチできない存在になってくんじゃないかという気がするね、Webサイト単体として。
おそらくこの仕組みに早いうちから対応できたとこは、通常検索結果の上位にあがってくるだろうからその分アクセスの母数が増えるだろうけど、その成功レポートをみて我も我もと猫シャクでやり始めた頃に後追いで流れに乗ろうとすると、Googleのリスト上で競合と比較検討取捨選択されて思ったほど効果が出ないとか。

Web標準だってそのGeekな理念が理解されたんじゃなくて、検索結果に上位表示されるよって事だけが殺し文句となって採用されたんだよね。microformatとかRDFaも同じ道を歩むかね。Web標準の前例があるから話が通しやすいかもな、早いもん勝ちだよってw

値切ったって儲かんないよ

やっぱりさ、Webサイト構築に関わるプロジェクトマネジメントは、Web屋さんに任せようよ、当然。進行にしても開発にしてもノウハウの差が段違いでしょ。

クライアントの自分みたいなハンパ者が先の見えない中を頭からぷすぷす黒煙はきながら手探りで進めていくなんて無駄なんだってば。この時間のコストをWeb予算に振り当てれば、もっと手慣れたプロジェクトマネジメントができるWeb屋に任せられるんだってば。この時間で育てるべきは、本業の市場動向を読んで各種媒体の特性に合わせた展開を仕掛けられる人材なんだってば。

「設計に払う金がないから自社でやる」とか言ったって、見よう見まねで手探りで倍も時間かかって、上がったものは穴だらけでクオリティが低くて十分な効果を狙えない。そんなんじゃ費用圧縮した分以上の損をしてるってば。

設計のコストやシステム開発費を値切った見た目の予算の多寡にだけとらわれてないでさ、もっとマクロな戦略とってくんないかな。より力強い利益をだせる戦略をさ。

配色のデザイン

わひゃ。2ヶ月近く放置してた。ほったらかしてた言い訳はそれなりにあるけど、やめるつもりは無いのはかわらないよ。

今回は、最近覚えた配色の薀蓄から推測した見立て。

勤め先のコーポレートサイトのカラーチャートはこんな感じ。 デザインガイドラインからひっこぬいてきた。

メインカラーは深めの青です。これは会社のロゴの色からとってる。

これの補色は黄色ですけれども、これをアクセントカラーとするには、ニュートラルカラーである白に明度が近すぎて誘目性が低い。そこで明度をちょっと下げるために赤を混ぜた橙をアクセントカラーにした、と見た。

競合調査で見つけた三菱系の某サイトのベースカラーは黄緑でした。
これはアクセントカラーが真紅、三菱のロゴの色。それを引き立てるために補色の黄緑系をベースカラーにしたと見た。
そして、真紅と黄緑のチャートの間から、視認性が下がんないあたりの橙をセカンドアクセントカラー、サードアクセントに黄色を持ってきてるんだね。
うまくできてるぅ。

どちらも、会社のロゴの色を手がかりに、ニュートラルカラー(背景色)を白としたうえで、ほかの使用色を決めている。

一見しただけじゃ簡素なビジュアルでも、配色をしっかりおさえておくだけで、ずっと安定した仕上がりになると思うねぇ。ひらめきに頼らなくてもある程度まで理論でアタリを付けられるのだし、ちゃんと学んでおきたいところ。

ちなみにこの本を読んでそう思いました。配色について体系的にまとまっていて、導入部としておすすめです。»「Webプロフェッショナルのための黄金則-Web配色デザインのセオリー-Web-Designing-BOOKS」

Web担「に」望むこと

ここ数日、モンスタークライアントの毒牙にかかって仕様のちゃぶ台返しをされかかった気分でくさくさ。相手はクライアントではなくWeb担の同僚だけど。

あれだね。こういう輩は人の仕事に対する敬意が足りないね。ちゃぶ台に乗っかるまでのプロセスに敬意を払わないから容易にひっくり返す。

「御社をプロだと見越してお仕事御願いしてるんですから、この程度の基本的なことも守れていないようではプロ意識が足りないのでは云々」
左様然らばご尤も、そういうあなたはWeb担のプロなのですからプロジェクトマネジメントの基本は守ってらっしゃるんですよね当然? 今その仕様をあなたが蒸し返してる場合じゃないのはプログラマじゃなくても理解できるはずですよ? それともあなただけ素人面ですか?

プロ意識ってのは情熱の結晶なんだよ。注がれた情熱の結晶は当然のように受け取るものではなくて敬意を払って受け取るもの。対価のうわずみしか払っていないのに、それを補うこころからの感謝で応えてもいないのに、どうやってより多くの情熱が受け取れるっていうのさ。つまり情熱が足りないんじゃなくて、あなたが引き出せていないんですよ。それはつまり、あなたにWeb担のプロ意識が足りないということじゃないかね?

アマチュアの論理

  1. 理想論を規範論にする
  2. 当事者の能力や努力を知らず,無能・無責任・怠惰と批判する。
  3. プロは,ミスをせず,また,変化や危険を予知できる存在と決めつけ,それに反する事故が発生すればプロ失格と批判し,時には,犯罪者にする。
  4. 難しいこと,危険なことを簡単に考え,「やれ」と言う=「素人の暴論」

ランチェスター思考 競争戦略の基礎 (福田秀人著 東洋経済新報社刊)より

Web担が望むことと品質基準

ひと月ぶりのポスト。うーん、いろいろかきたいことはあるのだけど、落ち着いて考えをまとめている心の余裕が無くて下書きが積もる一方だなー。

さて今日は、今回のWebSigの懇親会なんかの話のネタでもしようと思って、職場のWeb担連中4-5人にちょっくら話を聞いてみたさ。それなりに情熱をもってWeb担やってるけど、WebSigとかには出そうも無い感じの方々。

したら源に流れる共通項は「プロっぽくリードしてほしい」だったよ。

ページ更新なら、みてくれの美醜もともあれユーザの動線にそって効率よくCVをねらえるページデザインもってきてくれ、とか。コンテンツ企画なら、こちらの要望を盛り込んだ上でサイト構造や展開をふまえた提案をしてくれ、とか。進行管理なら、スケジュールとタスクは前もって教えてくれ、とか。運営体制なら、チーム内での知識と情報の共有はぬかるなよ、とか。

望んだことや伝えたことの1.2割増ほど上流に食い込んだようなものもってきてくれて当然、その分費用も1.2割増程度なら載っけてくれていいから、といった雰囲気。
制作側の手のひらにのせられてうまく事が運んでる感、を欲している感じだね。

自分がサイト運営に加わった3-4年前は、運用フェーズだったからというのもあるだろうけれど、双方の窓口役や責任体制も曖昧な漫然とした進行だったし、社内のとらえかたも「ページ制作依頼」だった。「コンテンツ制作依頼」ですらなかったな。

当時は、それ以上の上流は「コンサルティング」ととらえてて、印象悪かったように思う。「コンサル会社は"アドバイスと称して口だけだして金を巻き上げていくやつら"って感じで、つかっても経営層にいい顔されないんだよね」とかいってたりして。

そのうち、フルリニューアルってことでWeb戦略とかいい始めて、「コンサルティング」的なパートナーを選定することになった。そこでは社内の営業体制ヒアリングから始まって、現状分析とかユーザシナリオとか一通りの設計段階を体験したし、それまでの運用フェーズの進め方とは大きく違う、かなりお手本通りの明確なプロジェクトマネジメントをもとにした進行を体験した。

それまで漫然とした管理進行が当たり前で、たまにちょっと明確な管理をしている人にあたると"ラッキー"な感じだったのが、あの(今にして思えば)スタンダードなディレクションを体験したきっかけに、Web屋に求める割増係数が1.2から1.5になったんじゃないかと思う。あのお手本通りの進行には堅苦しく感じて苦い顔をしてたのに、結局、根底で求めているのは「安定した進行で堅実にリードしてほしい」なんだよなぁ。

で、さらに発注側の基準が妙に上がり過ぎてトラブルを生んでるケースがある。
日々ほうぼうで語られる「Webサイトはこうあるべき論」を丸呑みでてんこ盛りにした"全部入りの理想のお重"を基準にしちゃってて、「スタンダードなおせちを頼んでるだけなのに、重箱の隅まで具をつめてくれてないのは怠慢だ! プロとしてなってない!」とかって始終クレーム。

これは下手すっと自分も陥りそうだなぁといつも思う。自分の品質基準の根拠は折に触れ伝えているつもりだけど、やっぱり状況によって振れ幅は違っちゃうし。先方で謳ってる品質基準があれば合わせるのだけど、あっても形骸化しているんじゃないかなと思うような進行ぶりだし。

シックスシグマとかPMBOKとかが汎用に共有できる品質基準なら、基礎にすべく学ぼうかなと思いつつ。

とりあえずのせときゃ客は来る

問い合わせへの入り口を、新しく作りました。
かなり目につくところだったけれど、「Webサイトのお約束」からするとお薦めできないところに作りました。
そんなところに無理矢理作ったところで、ほかの大切なものを見づらくするノイズにしかならないと思って、みんなで反対しました。
けれど大人の事情というやつで、しぶしぶ作りました。
すると間もなくお客さんがやってきて、その入り口経由でとても高い品物への問い合わせをひとつくれました。
「見づらくなるなんて杞憂だったね、目立つとこに置けばお客さんはちゃんと見るんだね。この調子この調子。」と、めでたしめでたしといったオチがつきました。

短期的に見りゃめでたいんだろうが。長期的に見りゃヤな展開なんだよな。
「とりあえずのせときゃ客が来る」って実例ができちゃう。
そりゃあさ、客が入ってくる分には問題ないさ。けど入る客は見えてても、逃げる客は見えていない。長期的に花咲く問題だと思うぜ。しばらく経ってから振り返って「こんなに損してたのか! あのときにいってくれれば(ry」とか言うはめになる。

「この情報、空いてるからこのへんに載っけようか。」「今度の新製品のバナー、この目立つとこに載っけてよ。... いいよ、載っけてりゃ客くるじゃん。」「 今度こんなページつくってさ、これとこれとこれ載っけてよ。リンクここに貼っとけばみんな見に来るからさ。」「 もうホームページ様様ですよ。」
こんな二昔前のありがちな展開が、ここではまだまだ現役だ。だって実際、何もないところにあたらしく何かを置くんだからそりゃいくらかの反応はある訳で。少なかろうがそれで元とれてしまう位の低予算でまわしてるのでうまく回ってるようにみえるんだね。

しかしやがて「空いてるとこ」がなくなり「目立つとこ」は埋もれ、増やしたコンテンツが管理できなくなって腐臭を放ち始めた頃、ようやく破綻に気がついて不満が噴出。
ガラガラポンしてイケてるサイトに大変身する願望を抱いてリニューアル計画が立ち上がるも、無駄にふえたコンテンツの整理再構築だけでも彼らのこれまでの費用感とはかけ離れた金額がかかる現実。なす術もなく、できることといったら相変わらず値切ること。制作費用はもう鼻血も出ない程たたいちゃってるから、削れるのは設計費用... かくしてミテクレだけ着替えて一丁上がり。

たぶん企業のWeb担が少なからずはまる罠だと思うな。あっちをなだめこっちをすかすような社内外の調整で日々精一杯「リーズナブルな」コンテンツ量産してるうちに気づかずに落ちている、いつかくる「バカ高い」再構築費用への罠。
千万かけてガラガラポンのサイトリニューアルもお祭りみたいで充実感あっておもしろいけど、何度も繰り返すのは利口じゃないぜ。

短期的に成果を上げるコンテンツ企画だけじゃなく、長期的にも効率のいいサイト運営。
これだって重要なWeb担の腕の見せ所。さーがんばりましょーねー。

プロジェクトマネジメントは○○がキモ!

ブログをもっと気軽に書こうキャンペーン中、於: 自分の中。

さて。

次こそはもう一歩安定したプロジェクト進行を目指すんだ、と企む事、幾度目か。

プロジェクトマネジメントは目的と理由とゴールの設定がキモ!
こんなコンテンツを作ってほしい、と寄せられた要望に潜む問題は何? それを施策とした場合に見込める効果はどのくらい? 類似コンテンツのパフォーマンスはどう? 何を成果とするのがふさわし…
「ああそれならこんな感じのデザインでこの情報載っけて、あとは検索エンジンに引っ掛けるほにゃららあたりのキーワードちりばめとけばいいでしょ。これで見積りとっといて」…射止めるべき顧客は検索エンジンですね、ボス?
プロジェクトマネジメントは目的の共有がキモ!
ともかく企画書をつくったよ。解決すべき問題点と目標を、簡潔かつ明確に記して。参考資料も添付して、キックオフのときに配布して説明して。
「先日ご要望いただいたこの機能ですが、この納期では厳しいので見送らせていただけませんか」…先日ご要望って、それキックオフの企画書段階で入れといた要望なんですけど覚えてます? 開発も後半にさしかかった今頃になってできないとかいわれてもちょっと遅…
プロジェクトマネジメントは段取りがキモ!
こまかくWBS作るほどの規模じゃないとはいえ、それでも企画»設計»開発»テスト»実装ってステップは基本だよね。こないだお話しした企画の検討状況いかがですか?
「あーいま開発中で今週末にテストアップ予定です」…ぇ?どういう基本設計で作るのかまだ聞いてな…

...自分は不必要な回り道をしているどんくさいウスノロでしょうか? リーダーでもない立場からボトムアップでマネジメントプロセスをさりげなく習慣づけていこうなんておこがましいですか? 独りで頑張ったってうまく行きっこないという壁は超えられませんね?

「プロジェクトマネジメントは○○の共有こそがキモ!」…○○に当てはまる言葉を述べよ。

PV100 直帰率100%のページ

ページビューが多くて直帰率が高いページに注目しよう。そこには何か問題があるだろうから。 …っていうのは しばらくアクセス解析をいじっていれば普通につかめてくる感覚だと思う。

きょう、GoogleAnalyticsでアクセス追跡中の人から「このページPV100もあるのに直帰率が100%ってどうして?」って聞かれた。

最初、どっかのコミュニティでリンクはられたかなんかで一斉にきて一斉にかえったかなんかかと思って参照元を見たけれど、そんな形跡はないし、突発的な増加でもないし、あれぇぇ? えぇぇ? とかひとしきり悩んでしまった。

答えは...
そのページはとあるルートの中では頻繁に閲覧するページなのだけど、外部に露出していないため閲覧開始数が1件しかなくて、それが直帰だった というオチ。

Bounce.png

冷静に考えれば全く不思議のない話で、 閲覧開始数1直帰数1ならセッションやPVが何万あろうが直帰率100% なんだよな。 ID/PASS付きのコンテンツの中なら、直帰率0%ってのが普通な訳だ。

けれど、GoogleAnalyticsは直帰数とか閲覧開始数ってのがなく、直帰率だけ表示してるのでPVのすべてが直帰したように見えてしまっていたのと、 こんだけPVあればそれなりに閲覧開始数もあるだろっていう無意識の思い込みが重なって、奇妙なデータに見えちゃった。

自分で担当しているサイトで自分でいじっていて見つけたデータなら、その場で理由をざくざくたぐっていって原因をつかむ事はできたんだろうけど とか、担当外のサイトだったんで該当のページの性格をつかんでいなかったから とか、他の事やってる最中にいきなりきかれたから とか、いろいろ言い訳したくなるくらい、自分にとっては落とし穴にはまった気分を味わった。

つわけで、ただしくはページビューが多くて直帰数が多いページに注目、とかにした方が良くないか? と思った次第。
それにしたって大雑把に真っ平らにしたものであって、ページの性格によって如何様にもなるから、数字ばっかにとらわれないでちゃんと頭働かせるべし。

機能十分、要件不十分

情報の信頼性向上・作業の効率向上・利便性向上の目玉とされた社内基幹データ管理システム再構築プロジェクト。

使う社員の こんな機能ほしい・あんな機能つけて・このボタンポチッと押したらこう動いてくれ・こんなデータだして とかの要望を集めた、「必要な機能」はてんこ盛りだった。
出来上がったシステムは、このデータ入力必須・そのデータ入れるの別テーブルで別ウインドウ・あのデータ出すにはどの権限でこのルートで入ってこのボタン とか「必要な操作」がてんこ盛りだった。

稼働開始早々、誤操作によるデータ不備の頻発・必須データの増加で入力効率の低下 とかで社内中てんてこ舞い。複雑な内部処理のためかシステムのパフォーマンスにも問題が発生。
結果、しばらくの後、社内協議の上 旧システムに戻してプロジェクトはなかった事に。費用ン億が時間とともに水に流れた。

このパターン、どのくらいの人が体験済なのだろう。

出来上がったシステムは、要望のあった機能は十分満たしてたよ。でも一つの大切な要件が不十分だったんだ。 それは、社員の作業の効率向上を図ること。

ほかの機能を満たしてても、この要件は満たしてなかった。
一つのデータ入力するのにあちこちクリックをしなきゃならなかったんだ。
日常的に使うデータを閲覧するのにいくつもの選択肢の中から目的の条件を探しださなきゃならなかったんだ。

どんな高機能を付けたって、いままでより頭も使うし入力の手間もかかるんじゃ社員が進んで使うわけないよ。いったん取り出したら他の手軽な情報管理に個々に溜め込んでいくのがオチ。そんな使われないシステムに蓄積される情報の信頼性ってどのくらいのもの?

でも、プロジェクト責任者一名のいった言葉「そんなの仕事なんだから覚えるのあたりまえでしょ。社命なんだから。」

もしかして、要件の優先度を甘く見てたの? まず何を解決すべきなのか見誤ったの?
機能をみたせばすべての問題が解決するとでも思ったの?

# もしかしてシステム屋さんのいう要件ってもっと狭義なのかな?

プログラム開発手法とプロジェクト管理手法はちがうわな

前回のエントリで、開発手法がどうという話じゃないのになんでそんな絡みかたになったかというと、まったくの別件で買ったとある開発系の本が「アジャイルマンセー!ウォーターフォールは前時代の遺物!」な主張が端々に現れてて、読んでてノれなかったのがまざってるんだ。

的を射ない要望に対して、ぐだぐだ説明するより動くもん見せちまった方が早いぜ、っていうのは開発者じゃなくても普通にある状況で、事実だと思うんすよね。

けれど、そもそも顧客側(発注側というべきかも)の社内調整ってのは企画立案>承認>>予算提出>承認>>っていうウォーターフォールで進んでる。ぐたぐたいわんと予算よこせってのは当然通用しないし、企画も納期もそうそう手戻りできないんすよ。
なのに、いざ制作段階に入った途端「あじゃいる」とかいわれてもね。開発・実装段階でやるならともかく、設計段階いきなりすっ飛ばしたあげく「手戻り上等ですが予算も納期も手戻りしますよ」じゃそら調子狂うですよ。何か一歩忘れてませんかとか。
さらに、対面のMTGが月イチ×2時間しかないうえ発注受注双方が専任じゃないプロジェクトで、どうやって小刻みなフィードバックフローつくるんすかとか。

正確な定義はよくわかんないけど、こういった発注側との環境と無関係に効率を上げられる開発手法ではないようにみえるのに、単純にマンセーいわれてもなぁ、とノれなかったわけ。

そのノれない違和感がわれながら解せなかったのだけど、つまり開発手法はプログラム開発の手法であって、プロジェクト管理手法と混同しとったからかもしれん。
自分も区別ついてなかったけど、設計段階飛ばしちゃうSEの人はそのへんどうなんすかね。

アジャイルだウォーターフォールだいう前にさぁ

もうさあ。

アジャイルだかウォーターフォールだかどうでもいいよ。
どっちでもいいから、ともかくまずは顧客の要望をきちんとほじくりだして並べてみせてくれよ。

通り一遍のヒアリングでいきなり開発し始めておいて、そうじゃなくてこんなのがいいって指摘したら、仕様変更です直せるけど納期に影響が出ますって。それがアジャイルとかいう手法なのかい?

顧客の出した要望は開発側でまとめてくれよ。顧客が自分でまとめた要望なんて穴だらけなんだよ。
この要望でどんなものが出来上がるのか、開発側は頭ん中にすぐに組み立てられるだろうさ。けど顧客側にはわかんないんだよ? どんなものが出来上がるのか想像もつかないのに、最初から満足な量の要望なんて出し切れないんだよ?

要望を仕様書としてまとめる代わりに、いわゆる「最低限を満たして動くもの」をもってきたとしよう。それに誘引されて顧客側の頭のなかに「どんなものを作るべきなのか」が見えてくるよね。でもそこで「こうじゃなくてこんなのがいい」ってつたえたら「できるけど費用と納期に影響が出ます」って。それはあんまりだよ。もう予算とってプロジェクト走り始めてるんだよ?

そんなのは開発手法以前の問題だよね? 企画意図の共有ができてないなんて開発以前のヒアリング能力の問題だよね?

作らせる側と作る側でどんなものをつくるのか共有できてなくてどうして真っ当なものができあがるんだ?
そもそも作らせる側がどんなものを作ればいいかわかってなくてどうして真っ当なものができあがるんだ?
ヒアリングは開発側が必要な材料を掘り出すためだけにあるものじゃないんだよ?

顧客側だってちゃぶ台ひっくり返すのはごめんなんだよ。
だからどんなのが出来上がるのか、ちゃぶ台に並べる前に教えてくれよ。

「それって当たり前だよね」と思われないようにするには?

1年半くらい前、サイトリニューアルのデザインを決めるフェーズにて。
制作会社が作ってきた配色やレイアウトのコンセプトを記した数十ページのデザイン仕様書をみながら、上司がこんな発言をしていた。
「当たり前の事を延々と書類化して、金とる口実つくってるんだろ」
「こういうの作らなきゃ奴ら自身が仕事進められないんだから、こんなの費用に含めるなよとか思うけど」

今思い出しても気分悪いけど、それは置いといて。
(あらかじめ断りを入れておくけれど、ひととしては味のあるイイ上司です。)

今進めている商品ページデザイン変更のプロジェクトで、制作サイドにデザイン指示を出す前に社内の意見をすりあわせるためにこんな資料を用意した。

composition.png

画面エリアによって見ている人の心理に違いがあるよねーと、ページを上から下まで読む間の心理変化のステップを配置してみせたのさ。
これに従って組んだ画面構成は、他がビジュアルを頭で浮かべながら何となく組んできたデザインイメージとさほど大きく変わるもんでもなかった。だけど、まずはページのエリアごとの心理を確認して、それを情報配置の判断基準にしようよ、とやったわけ。

書類見せながら説明したとき、「おっそういわれればそうだよな、なるほどだからこれはここに置くのか」という反応があった反面、
「延々時間喰って何出してくるのかと思いきや、こんな回りくどいワイヤーフレームなんか使わなくたってガイドラインにあるパーツを組み合わせるだけだし、たいしてかわらないんなら具体的にデザイン指示した方が話が早ぇんだっつの」という空気もあったわけだ。

ガイドラインはグラフィックやコーディングのルールだけをきめるものじゃない。
どういう理念で画面やコンテンツの構成をするのか。プロジェクトメンバー内でデザインの理念こそを共有し、サイトとして統一した設計を保ちつつ育てていく為にある指針だよね。
おのおのがバラバラに持っている当たり前を、みんなの共通の当たり前としたものだよね。

でも内容が当たり前の最大公約数なだけに、おっなるほどと目に留めるツボが少なくて理解されず、「当たり前の集約で金とるの?」とかいわれ、守られるのは小手先のルールだけ...グラフィックパーツの使用方法だけに成り下がってく。

「それって当たり前だよね」と流されないようにするには、どうすべきなんでしょうねぇ。

1ハードルこえてまた1ハードル

さて今の面子で運営をまわして1年程度たちます。

だんだんそれぞれの得意分野が決まってきて、それなりの熱意で運営をこなすようになっていて。
オーナーからエンドユーザまで接している、姉貴分にあたるとなりのプロジェクトにはまだまだかなわないなあとか。
足りなかったり、偏ってたりはするけれど、それなりにみんなすげー頑張ってるなとか。サイト運営のなんたるかを知る今日この頃です。

こうなるとだいたい、そろそろ自分いらないんじゃね? という思いと同時に、穴探しをする性がありまして。
アラじゃないです。みんなが気づいていない、踏み荒らされていない部分に気がいってしまうのです。

例えばこの特集コンテンツの目次ページににバナー出してよとか、そのときこの写真じゃなきゃやだとかいうやりとりに、そんな小手先よりもまずユーザシナリオに基づいたコンテンツ設計がなってないだろとかに気がいく。一昨年のサイトリニューアルプロジェクトのときにみんな体験しているはずなのに、すっかり忘れてミテクレだけのコンテンツ管理でとどまってるのはどういうことだとか。

口だけでお小言言うのは自分でも気分悪いので、身を以て代案出そうとするのだけど、 見よう見まねで手探りなんで時間がかかりすぎて、結局コストパフォーマンスは悪くなってしまう。小手先でも充分そこそこの効果出てしまうので、大枠で再構成するような手間かけたところで説得力が弱いんだね。

まだまだこの会社のいいところってほんとに大きいものがあるのに、通り一遍の小手先じゃ表現しきれないのにとか、ミテクレいじるだけの運用じゃなくもっとAIDMAのAから考えてプロモーション組んでいこうよとか。
そんな思いを抱きつつ振り返って我が身を見れば、小手先の運営すらまともにできていないという自責の念にさいなまれ。

うーん...頑張りどころがつかめません。(´•ω•`)

定点観測と効果測定

accesLog.png

「アクセス解析は重要ですっ」

その言葉は間違いではないけどね。

販促セミナーとかでは、このツールではこんな詳細なデータも出せますよという事をしきりにやっている。
問い合わせまでの遷移を各ページの流入と離脱を各ページごとに追ったやつとか、
訪問客の新規orリピータの割合とか、
サイトに隠れた問題を発見して、もっと稼げるほーむぺーじに! とか。

だけどそれを鵜呑みにして、むやみに詳細な解析結果をてんこ盛りにしたレポートを「月次で」出そうとする前に、何のためにその数値を出すのかを考えてみてくれ。

例えば。
経路解析なんてのを、利用者の動きが数値で見られていかにもそれっぽいからといって、毎月毎月同じ経路の流入離脱状況を「定点観測」したところで、得られた数値を持って何をするつもりなのかってこと。
そのサイトの更新頻度は数ヶ月単位だというのに。

もちろん、月毎でのバナーのA/Bテストやっているのであれば月次での測定は当然ですよ。
でもそれはバナーの更新によっておこったアクセスの変化を測っているんであって、つまり「効果測定」であって「定点観測」ではないよね。

要は、更新しなければ変わらないんだってこと。
更新しないのに大きく変わったら、何らかのエラーや偶発的事象が起きてるとかな訳で。それは「月次」の定点観測では遅すぎだし、そもそもサイトのポテンシャルを報告するためのレポートにエラーログなんて残さない訳で。
そして変わらないデータをレポートし続ける事にどのくらいの意義があるのかという。

具体的な更新計画もないのに毎月詳細に定点観測しつづけるより、更新することになった段階で数ヶ月分まとめて特別メニューで詳細に調査分析した方が、母数が増えて精度が上がるし問題点を見つけるための掘り下げもしやすいと思うんだ。

一言でいってしまえば、PDCAのサイクルにあわせたレポート頻度であるべきっていう、とても当たり前の内容なんだけれど、マニアックな数値に惑わされて主体を見失ってしまう人ってのが、案外いるもんなんだね。

……とかって自分、3ヶ月前にこんな事書いてるじゃないかwww >定点観測

アクセス解析とかの月次レポートお品書き

...代表的な問合せへのルートの定点観測、

いやまぁこれはちょっと訳ありでw

とあるWebMasterのつぶやき

コーポレートサイトのWebmasterとして(自分に該当するか疑問もあるが、都合上いいきっておく)使命は単に問い合せメールを増やすことではないはずだ。メール件数の増加は成果測定項目の一つであって、目的ではない。
コーポレートサイトは当社の特色を認知させるための媒体であって、当社が扱っている商品の販売を主目的にするべきじゃない。

そもそもこの会社はメーカーではないから、主力事業には当社製品はない。
けれど主力事業で扱ってる商品には特徴があって、どうやらニッチなもので競合他社は多くはないし、シェア上位も握ってる。この分野を求めるとこの会社は高い確率でからんでくる。

扱ってる商品の特色はあるのに、会社の特色が知られてないから、この会社のサービスを選ぶ必然性ってのが感じられてない。商品買おうと思ったらたまたまこの会社だった、ってこと。あまりにももったいなすぎる。

対象の顧客層・社是ともに、打ち出すに値するじゅうぶんな特色を持ってるのに。
主力商品を提供する必然性をたかめる、じゅうぶんな特色なのに。
既存顧客には一応認知されてるのに、それ以外への認知が薄い。薄いというより広めてない。
そんなんでどうやってこの先の顧客数広げろって? 消耗品じゃないから商品サイクル長いのに。
そこを広めることを、コーポレートサイトでやらなくてどこでやるんだ?
この会社にとって唯一の、会社全体を広報できる媒体なのに。

会社のサービスこそを売り込むのがコーポレートサイトであって、商品ばかりを売り込む場じゃないよ?
特色ある事業の紹介をもって会社のブランディングをはかるのが、コーポレートサイトの役割で、
会社のブランドを基に商品を売ってくのは、別のサービスサイトにするべきじゃないのか?そういうサービスサイトは別に持ってるじゃないか。

そういった戦略を打ち出すことこそ、企業内Web部署がやるべきことじゃないの。
経営層に媒体特性を理解させ、戦略を承認させるのが部署責任者の仕事なんじゃないの。
ビジョンも無しに問い合せメール数ばかり追っかけるような業務の繰り返しでは、早晩先細りだよ。

...で、自分はどこまで出来るわけ?
ご大層な御託をぶてる実績のない自分にさ。
この先どう頑張っても、いんたーねっとに妙に明るい小器用な奴としか評価され得ない自分にさ。

サイト管理事始め、その二・本格始動と制作の段取り

前回のおさらい
はじめに、目的とコンテンツのテーマを明確に把握しておこう。
それを書類化して関係者でしっかり共有しよう。そこからスタートだ。
ポイントとして
書類は「読ませる」んじゃなくて「見せる」ようにつくる。3秒ルール。

さて。企画の進行が確定したんで、制作会社の人に正式見積りと発注書と日程表をもらっておいてください。
ちなみに概算の見積りは今期の展開方針の企画時に出されていて、それを基に今期の予算を確保してある訳なので、大きくぶれてないか確認しとくように。
それから日程表。納品日は今月最終営業日の一日前で、それに向けて準備と製作と検証・修正の期間を設定したものをもらうこと。

コンテンツ企画書にそって、制作会社の人が記事概要を作ってくれましたよ。
テーマ通り、当社の事業を取り上げる予定になってるね。直接取材も予算の範囲内と。

じゃまずサイトオーナーから開発事業の担当部署に、コンテンツ企画書とともにこの記事概要を渡して話を通してもらっておいて。
部署をまたがる時は、サイトオーナーの頭越しに事を進めないことは重要だから。
先方の了承とれたら、今度は我々から資料・素材の提供依頼および取材可能か打診をするよ。

お、直接取材OK? しかもかなり濃い情報源になりそう? なんと有難いことか、他が真似できない我がサイト独自の情報が盛り込めるでないの。
とりいそぎ、来週のうち都合がつく日を訊ねておいてください。それを制作会社に伝えて取材日程を調整してもらいます。
資料のほうはどう? オープンにできそうな書類とか写真とか。
今はないが近々撮影予定だって? じゃ、いつごろ撮影か訊いて日程表に書いといて。撮れたらこっちにも連絡くれるんだよね?

つづく。

サイト管理事始め、その一・テーマの共有

さぁ今回は、今月末に公開する記事の進行管理をやっていただくとしましょうか。

まず今回の記事の目的は以下の通り。

  • とある地域の官民一体となって進む大規模開発の解説を軸に、将来性の高いこの地域での投資に安心感をもってもらうこと。
  • さらに、この地区で行っている当社の事業をとりあげ、企業としての信頼感を強めること。

ターゲットはある分野の個人投資家ですね。先月に公開した、より具体的な同ターゲット向け記事の内容と暗に連動しており、今期の始めに企画したサイト展開方針にのっとって進められているものです。

進行管理をする上で、このテーマを関係者にしっかり共有してもらうことで、こまごまとした行き違いなどの無駄を省くとともに、自身のモチベーションの維持にも役立つことと思いますので侮ることのないように。

というわけではい、まずこれを見やすく文書化してくださいな。 ポイントは「読みやすく」ではなく「見やすく」。文章を読むまでもなく見ただけで3秒で骨子がわかるように資料を作ってね。凝らなくていいから。白黒でいいから。
これをコンテンツ企画書と呼ぶとしよう。出来上がったらサイトオーナーと制作会社に渡すよ。

つづく。

サイト運営・管理事始め、序章。

違う部署から転属になった人に、サイトの管理を教えることにする。
アシスタントじゃなくて、ピンでサイト管理できるように。

内製はしてないんで、技術的なことは三の次として、 コンテンツの立案から予算管理、企画から各所調整・制作進行管理・検証・効果測定、社内報告書の作成、とかか。これを数ヶ月スパンの流れにのせて掴んでもらうぞ。

題材にするサイトは、運営も資金源も他部署で、管理補助が我々という立ち位置のもので、たのしいからってあんまりガッツリのめり込むと確実に社内タダ働き。...の割には運営の全お品書きを取り揃えた感じになってる...? ちょっと納得いかんが実績作りにゃ向いてるかな。

こうやってみると、良いタイミングで自分のやってきたことに整理がつくね。

いいネタなんで、ここにも残していくことにする。以下、次回。

ALT属性のはなし

まったく、制作知識を半端にかじってるクライアントなんてろくなもんじゃない。

Web標準はおろかHTMLもきちんと学んだふうでもないのに、alt=" "ってのには必ずなんらかの語句を入れなきゃいけないなんて妙な勘違いして、ページデザイン上の単なる飾りでしかないお花畑の写真にまでALT="お花畑"とかいれろとか指示入れる。そんな迷信どこで吹き込まれたんだか知らないが、もうアホかとバカかとうんざりですよ。

そのaltテキストは誰のために入れてるんですか?

検索エンジンが拾うから必要だって? んじゃこのページは何について書かれたページなんですか? 花ですか? 違うでしょ? ただ単に女性的で華やかな見てくれにするために使っただけで、コンテンツに関連性はまるで無いですよ?
百万が一"お花畑"ってキーワードでランディングされたとして、その人が求めてるお花畑の情報はここには皆無ですよ? せいぜい画像をお持ち帰りされてサヨウナラがいいとこで、コンバージョンどころか2度と来ることはありませんよ?

画像の読み込みを切っている人のために必要だって? よけいな装飾は不必要だから画像を読み込まないようにしてるのに、「視覚的都合で」配置したお花畑の写真の存在など説明する必要がどこにあるんです? ご丁寧に"お花畑"っていれたところで、せいぜい'どうやらここに埋まっている絵は本文とは関連がないらしい'って判断の材料にする程度。そんならalt="イメージ画像"ってしといたほうが関連があるのか無いのか考えなくて済む分、まだアリガタイですよ? つまりは無視してくれていっこうにかまわないものなんだから、alt=" "の中身が空であることに何の問題も無いでしょ?

それよりスクリーンリーダーはご存知ですか? スクリーンリーダーでサイトの情報を得ている人にとって、ろくでもないaltはノイズ以外の何物でもないです。いかに数が少なかろうと、このサイトのコンテンツを目的として訪れてるお客さんです。"お花畑"なんてキーワードでランディングする人よりずっとお客さんですよ? そんな人にわざわざ邪魔な雑音をご提供申し上げてるのに気付かないんですかね。

我々なんかよりずっとしっかりとスタンダードなコーディングを身につけたそれこそ数年先行ってる専門家の仕事を、さびついた迷信で足引っ張ってる暇があったら、誰がほんとの客で何を求めてるのかをしっかり見定めろっての。それこそが我々がすべき仕事だっての。

アクセス解析とかの月次レポートお品書き

仕事で、アクセスログ解析の月次レポートのお品書きを作ったのでここに転記してみる。
自分が管理している中規模コーポレートサイトで出したいメニューとして。

基本統計として:おもに対外報告用

▼サイト全体のPV、セッション数、CV数。それぞれ前月比、前年同月比を添えて。
…日ごとの推移をみて、急上昇している日があったら参照元なんかを調べとく。
▼セッションにおける訪問元割合:
…通常のコーポレートサイトなら企業内アクセスか個人向けプロバ経由かなどの別
…グローバルサイトだったら国別かな

外部からの流入状況

▼参照元ランクTop15: セッション数順、直帰率、あれば代表的な閲覧開始ページ
…外部リンク・認知度の把握
▼閲覧開始ページランク: 閲覧開始数順、直帰率、あれば代表的な参照元(含む広告or自然検索)
…露出状況の把握と、市場需要に応えていないページの洗い出し
▼流入キーワードランク: セッション数(購入・自然検索)、直帰率、あれば代表的な閲覧開始ページ
…露出状況の把握、意図したキーワードで誘導できているかの確認

サイト内利用状況

▼人気コンテンツ(PVrankTOP10):
…このサイトの何が受け入れられてるかの把握
▼直帰指数ランク:(ページ直帰率-サイト平均直帰率×PV)、らしい
…閲覧数が多いが直帰率が高いページ⇒問題のあるページ の洗い出し
これは、WebSigであんけいさんがご披露してくださったもので、重宝してます。呼称は適当ですが。
▼離脱率の高い経路:
…毎月じゃなくてもいいかも。実は出したことないからどういうのがでるかわからん
…代表的な問合せへのルートの定点観測、もしくは問題のある経路の洗い出しなど

広告効果

▼リスティングキーワード表示回数ランク:
…市場のざっくりとした需要調査
▼キーワード別直帰率:

………力つきた。続きはまたいつか〜

我々はサービスを提供して対価を得ているんだ

サービスって何さ?

国語辞書を引けば真っ先に「人のために力を尽くすこと」って出てくるだろ?
誰のためかもはっきりしない何かを垂れ流すのはサービスとはいわない。

路上に自分の絵を並べて、気の向いた通りすがりに買われていくのをまってるのはサービスなんかじゃない。そりゃ思いついただけのものでも人通りの多い盛り場に並べれば、まあそこそこはけるだろうさ。でもそれはサービスじゃないだろ?

いうなれば一流ホテルで客を迎えるような、求めるものを先読みしてさりげなく差し出す、その深い洞察力に客の信頼を勝ち取る、そういった付加価値にこそ我々は相応の対価を得ているんじゃないのかい?
客の求めを訊ねることもせず、ただ自らが見せたいものばかりをそれらしく並べていかがでございなんて、それのどこに+αの対価をいただくつもりだい?

我々の目前にあるのは無機質なモニタだ。しかしその幾多のケーブルでつながった末端には必ず、一人の人がいる。その来訪は日々繰り返される無数のセッション数のうちの一つにすぎないだろう。けれどそれは一対多ではなく、無数の一対一のうちのひとつだ。

一対一のつきあいにぞんざいな扱いをされてなお対価を気持ちよく払おうとする人がどれほど居るものか。実営業では当たり前のこと、Webでできぬ心構えでもあるまいよ。

なんで小手先のミテクレから入るんだろ?

なんで小手先のグラフィックから入るんだろ?
何を伝えてどんなアクションをとらせたいのか、目的意識が薄いのかな?

情報構造とか細部の統一性が破綻してるのに、
全体の色使いが強弱ついてて目を引くってだけで印象が良かったり
ちょっとこぎれいな写真が大きめにはいってるだけで点数高かったり
しかも被写体がかわいい女の子だとさらに3割増だったり

くっきり目立たせなきゃいけないCVボタンが背景と同系色になってるのに、
「こっちのほうがバランスよくなじんで綺麗ですね」とかいってたり
逆に目立たせちゃいけない添え物バナーをエンドレスリピートさせてよろこんだり

雑誌やパンフレットと違ってコンテンツとしての連続性が薄いんだから、
一つのページを一つの目的に特化して完結させるのがメッセージ伝達効率高いんだって カンでも解ったりしてくんないのかな。

やっぱり伝えたいメッセージが明確にないから「何となく」がまかり通っちゃうのかな。

情報構造をしっかり組み立てて作ってても、グラフィックパーツがありきたりだと
「なんか解りやすいですね」以上の評価がされにくいのが歯がゆいな。

伝えたいことを一つに絞る

今日一つ気付いたこと...そういえば昔から、チラシでも書類でも何でもともかく人に見せるものをデザインするとき、見てくれではなくアクションで考えてるな。ソレを目にしたとき、相手の頭にどういったアクションを起こさせたいか?がまずあって、そのためにはこの項目はどうあるベきか?を考えてる。

レポートや企画書を作るときだって、そのーページで何を把握させるのか、流れにのせて何を理解させるのか、最終的に何を決定させたいのかを、暗に考えて...
...あ、逆か。何を判断して欲しくて、そのためには何を理解させておく必要があって、そのためにはどんな流れで何を把握させておく必要があるのかを考えて作ってるな。
レポートにしても、このデータで何を把握させ、それは何に活かされて欲しいのかを考えて作ってる。

しかしこんなのは自分だけじゃなく、だいたい誰だってそうしてる。意識してなくても、実はだれでも多かれ少なかれ心のどこかで無意識にそういうことをしている。自分だって今、やってることに気付いたんだから。

けどこれは意識的にやったほうがいい。明確に意識したほうがいい。意識して作ることで、多分その仕事の価値が上がる。
そしてここで重要なことは、伝えたいものをまず 一つに絞ることだろうな。あれもこれも伝えたいと盛りだくさんにすると、かえってどれも満足に伝わらないんだ。

伝えたいものがたくさんある時は、いっぺん立ち止まってこれをやるべし。っていうか自分がこうしている。

  • まずそれぞれに共通するものを探す。あまねくすべてのものに関連するものが見つけられない時は、まあ8割がたに共通してるものでいいかな。
  • 共通点が見つかったら、それを一つ掘り下げて具体的なものにする、ここ重要 ... 漠然としすぎるテーマは無いに等しく、具体的であるほど相手の意識に残りやすい。
    でこれを主テーマにするわけ。
  • 次に、主テーマと個々の伝えたいものの関連性を明らかにする。
    項目によって関連が強い・弱いが出てくるだろう。関連の弱いものは優先度を下げる。強弱が出てこない時は、具体性が足りないんだと思うので、主テーマをもう一段具体的にする。
    これを繰り返して項目をふるい落としていって、最後に3つくらいに絞れればかなりいい主テーマになってるんじゃないかな。
  • で、主テーマについて、相手にとらせたい反応は何なのかを考える。現状を把握させるのか? 返答をもらうのか? 実際に行動させるのか?

伝えたい人が自分遠いところにいるとき...物理的な距離だけじゃなく関係として遠い、例えばあまり接点のない上司とかクライアントとか...ほど明確に絞るべきだと思うけどどうだろ? 資料見せながらトークで補足できないような状況の時は、なおさら明確に視覚化するべきと思うけどどうだろ?

そしてこれは、Webページを作る時にも当然のように共通すると思うのだけど、どうだろ? だって相手は遠いんだから。トークで補足できないんだから。

なんだかんだいって愛着はあるのだ

お。某社の実績欄に載りますか。いいのかなあ、結果的に中途半端な関与度になっちゃってるけど。

競合と較べてみて改めて認識したけど、勤め先のサイトのみてくれ、いいと思うんだけどなあ。ゆったりしてて、文字の視認性も高いし。グラフィカルな特色は薄いけれど、上質さと堅実さは表現できてると思うんだけど。

ってゆーか、くらべた競合がしょぼすぎたか...。主力ワードで検索したら、高級をはき違えて筆記体や光沢感だしゃグレード高いと評されると思われてるようなのばっかかかってきた。ほんとの金持ちはそんなチンケなメッキは見破ると思うのだけどな。

そのへん、本来の競合である財閥系と並べても、予算なりの上質感は守れてると思うのだけど、贔屓目で見ちゃってるんですかねぇ。社内では賛同を求めづらい雰囲気を感じたり感じなかったり。社員は職場の安モニタで色がとんじゃってるようなのばかりみてるから、印象違うのだろうか。

富裕層相手の商売してるけど、こっちは富裕層じゃないんでクラス感が違うってのも大きいのかな。顧客と直接接点のある営業はともかく、ランチにカップラが恒例のしがない事務方じゃなあ。

まあ、コンテンツ階層2-3も下っちゃうとまだ未整理なとこ出てきちゃうのがアレでナニなのは事実。 引き続き某社に任せて、さらに強弱をはっきりつけた構成にしていきたいけど、今期予算削られて鼻血もでない状況なんで無理そう。このまま自前でその場しのぎのコンテンツ追加やって2年後にまた構造が破綻して全リニューアルしてとか繰り返すんだろうよ。もーしらない。

コーポレートサイトのゴールって

そりゃ「サイトからの問い合せを増やす」なんて、あのレベルのサイトなら当たり前の目標だろうさ。
けどあれは、コマースサイトではない、コーポレートサイトなんだ。 しかも同業他社に較べてはっきりと顧客がセグメントされてて特色のある企業の、BtoB事業も含めて掲載してるコーポレートサイトなんだ。 問い合せ件数だけでは測れないものを実現させるって目標はないのかい?

扱ってる事業・サービス内容や顧客から抱かれてる印象と、広報戦略におけるそれとあきらかにギャップがあるのに、なんでそれを埋めようとしないんだい?
事業内容であんなにいいものを持ってるのに、どうして一事業部の単独のもので眠らせとくんだい? なんでそれを企業イメージの向上に広く活かそうとはしないんだい?

金がないからできないって? 金がないんじゃないよ。情熱がないんだろ。
第三者に「プロなんだから素晴しく表現できるでしょ」で丸投げするんじゃ金かかるの当たり前だろ。 相場トントンくらいの金しか出してないんだから、ありきたりな出来なの当たり前だろ。他より良いものにしたかったら、他より金を出すか、他より情熱をそそぐかしかないって判らない?

...という心意気で、自分なりに精一杯情熱を注ぎたいんですが、なんか報われない感ありありのこの頃。結果は出ないわ評価されないわ仕事がこないわ... 仕事が来ないのは立場上もう堪えるしかないし、結果が出るなら評価されんでもかまわんが、頼みの綱の結果がでないんでもうしおしお。夢見過ぎなんだろか。もう逃げたい。

発注側も制作フローを学んどこうよ

ヘマをした。
経験が少ないが故の、ヘマをした。

ヘマと言っても、幸いながら自分で穴埋めが出来る類いのものだし、自分でやんなくても先方のシステム屋さんに頼んでしまえば、おそらく事も無く済んでしまう程度のもの。
そしてこの段階でこれはヘマだと気付ける人間は、チーム内じゃ自分の他におそらくあと一人いる程度。

同じではないけど似たような失態は一年前にもやっている。その時は追加制作費として一ヶ月の運用費分の無駄をした。

どちらも、本来ならもっとずっと前の段階で気付いてなきゃいけなかった。これは明らかに経験不足による失態。制作フローをしっかり把握してればこんな手落ちは発生しない。

コンテンツ制作時に必要な要素を盛り込まずに納品させてしまったのだから、Web屋側の手落ちにする事も出来る。でもそんな言い訳が通るってことは、所詮クライアントのWeb担は、まともな与件も出せない物知らずの無能でしかないということが証明されちまうようなものだ。

社内でもたびたび話に出る事なのだけど、クライアントのWeb担は、戦術たる制作技術詳細なんて知ってる必要ない、戦略をしっかり練れればいいという。もちろん否定はしないし、自分からもそういって回ってる。そもそも戦術に興味持つような人間がほかにいないので、一通り知っといた方がいいと勧めても反応が薄いし。

けど、進行管理と成果物の品質管理も我々の業務の範囲内である以上、制作フローを知っておかなければ進行上のリスクを洗い出せないし、充分な品質管理も出来やしない。今回のミスも、一年前のミスも、当方がサイト制作で押さえておくべきポイントが判ってれば起きなかった与件の取りこぼしだ。
プロジェクトがトラブったときに、受託側は契約を放棄してトンヅラこくことが出来るけれど、発注側は手傷を負ったまま無理矢理引きずるかさもなくば新たに一から始めなければならない。なぜなら自分達が必要だから起こしたプロジェクトなのだから。つまりはどうしたって最終責任はクライアントにあるんだ。
こんな当然のことを認識もせず、手落ちはすべて受託側のせいにして制作費の減額を迫るばかり。しかもプロジェクトの度にそんなこと繰り返してるなんて馬鹿げてるもいいとこ。

プロジェクト炎上させて損失出したくなかったら、受託側のシリ叩くよりまず自分とこの兵隊に戦術を仕込んどくべきだと思うね。社内で実制作することは無くても、ワークフローをきちんと把握してればプロジェクトの安定度と効率化はぐっと増すはず。

という訳で、去年の暮れあたりからぼつぼつと制作関連のセミナーだのスクールだのを入れてる次第。もう、もの知らずなヘマによる無駄手間無駄金はごめんだ...
てかそもそも、新しくもうけた部署で、満足に指導出来る体制がないとなれば、普通は会社として外部講習でも受けさすとこなのだろうが、「上司が」経費を出し渋るのですべて自腹。
気に入った講座を気兼ねなく受けられるという心の自由付きだから不満はないけれど。

それよりも、無料セミナー情報をチームに教えても全然反応無いほうが失望。なんであんな閉じた世界で、限られた情報で仕事回してて疑問を抱かないんだろう?
そんなこっちゃいつまでたっても、今回みたいなヘマはなくならないぜ...

サイトのオープンはゴールじゃない。

Webサイト構築って、建物の建築によく例えられる。

制作側にとっては、サイトのオープンは仕事の完了成果の発生すなわちゴールだが、
我々クライアント側にとって、サイトのオープンはゴールじゃない。

家が出来上がったら、住人にとってはそこからが新しいくらしの始まりなのとと同様に、
サイトが出来上がったら、そこからが運用の始まりで、そこからが成果を生んでいくものなんだ。

くらしを抜きにした設計の家では、円滑なくらしが継続出来ないのと同様に、
運用を考えずに構築されたサイトは、円滑な発展も持続できないのだよ。

そんな事を思いもせず、小手先の華やかさばかりにこだわって悦に入って、
継続性が破綻してきたら、とたんに文句言って打ち捨ててまた新しいものを求める、

それは金の無駄っていわないのかい?

サイトを継続して運用する事も出来ず作り替えを繰り返すなんて
企業のWeb担として失格だと思わないのかい?

議事進行役心得

#自分の過去エントリにすらトラックバックが飛ばない...なんだぁ?

仕事日記をつけてみようと思う。今日の御題は、会議進行役心得。

まず、前もって、議題の詳細を思いつく限り挙げておく。
報告しておくべき項目とか、質問したい項目とか、質問が出るんじゃないかと思う項目とか。
それを大まかに分類して、箇条書きにする。たとえばこんな。

  1. 【 現行コンテンツの運営状況について 】
    • 報告事項 ... 修正項目進捗
    • 確認・質問 ... 定期更新用素材の手配状況
    • 検討事項 ... 先日起きた障害への対策について
      • 発生状況の説明
      • 露見した問題点...連絡体制の不備
  2. 【 新規作成コンテンツの企画について 】
    1. 企画意図およびコンテンツの内容説明
    2. 対する確認・質問
    3. 方向性についての討議
    4. 制作内容についての検討
    5. 作業項目の洗い出しと担当割
    6. 日程調整

次に、詳細になりすぎてる部分を切り離して別添資料とする。上の例で言えば、「先日起きた障害」の発生状況とか問題点。新規作成コンテンツはすでに企画書があるのでそれを別添。

んでこれにタイトル・開催日時・場所なんかを入れて、当日配布する用の議案書とする。1.現行コンテンツ と 2.新規作成 は、ページを分けた方がいいかもしれない。余白を多めにとっとくと、各自がそこにメモを書き込んだりする姿を見てしめしめと思える。

前日までに、上記をさらに簡略させたものを議題として、メール本文にいれて連絡しとく。配布用のをまんま添付すると、わざわざ印刷して持って来てくれてたりしてちょっと無駄になっちゃうので、印刷されない程度に簡略化しとく。

ここまで出来たら、もう会議は終わったも同然(w 後は自分のひいたレールに乗っかるだけ。

会議当日、最初に配っておくのは議題のみ。別添資料は議題が進んだら配る。進行無視して資料先読みして話聞いてない奴が出るから。あぁそれ自分か。

会議機の途中に、議題に盛り込んでない話題とか、検討事項で話が広がりそうになったときは、水を差してあらたな議題として再定義の宣言をしとく。進行によっては、他の議題を片付けてから改めて討議しようって仕切もアリ。しかしそもそもは、最初の議題洗い出しのときに出来るだけ練って、想定外の議題を減らしておくべきだと思うんだけどね。

〆には、用意した議題にそって結論をおさらいする。タスクとなったものは担当者と期日を確認。結論が出なかったものは検討課題として次回議題とする事を確認。
〆たあと、議題の内容を補足し、おさらいした内容をまんま盛り込むだけでハイ議事録できあがり、 Mission Completed!

疲れたけど、綺麗に片付いた感が味わえて気分爽快。仕事ってのは、こう楽しむもんだと思う次第。

職人魂

身に覚えがあります。ええ、ありますとも。

HTMLの提案書を書こう | Takazudo Clipping*

HTMLテンプレートを渡して、他人に作ってもらうとき、あらーだめなんですけどここの所...って戻ってこさせないのがHTMLテンプレートクオリテイ...と自分は思っている。

A社から納品されたテンプレートをもとに、B社がCMS組込をやったとき、ある要素の文字数が変わってレイアウトが崩れたのですな。テンプレのせいだからA社に相談してくれとB社は言う。

でもA社の見本では文字数かえても崩れないよ? となって、ソース調べたらばB社は該当部分をテンプレート通りに組んでいなかった。しかしそれはB社のマークアップがまずかった訳ではなく、素直に組めば普通そーするよなってモノ。A社のテンプレートは文字数変更を見越してヒネリを入れていたんですな。

すげーとおもいましたよ、ええ。それが、以前の記事 筋の通った仕事 の元になってます。

(実は......引用元サイトの過去記事にあるコーディングポリシーが、自分が関わってる案件のテンプレートのつくりにかなり似ているもので、もしやコーディング担当ご本人かあるいはチームの方ではないかと見ていたり、)

そういった、ちょっとしたヒネリがはいってる仕事されると、結構うれしかったりする。多少なりともこの案件にモチベーションをもってくれてるんだというのがわかるから。

B社も、コーディングは甘いかもしれんが他のとこで熱い仕事をするし、他の案件で関わってるM社も、進行に甘いところもあるが突き詰めたイイ仕事をしてくれる。各社ならではのイイ仕事をしてもらうために、ちょっとでも意欲もって仕事進めてもらうために、それぞれの得意分野を把握しそれにあった要求をし、こちらの意図は明確に伝え、なるべく無駄手間増やさないように進行を管理する、というのが、今の自分に出来るささやかな職人魂でございますです。

プロジェクトのスタートにおもう

メインで関わってるプロジェクトが正月あけに一段落ついたあと、しばらく調整期間が続いていたけれど、ようやく次のステップに進み、新しく2つのサブプロジェクトを始める事が出来た。

ここにたどり着くまでが長かった......社内調整でどんだけパワー費やしたんかと。ゆうに2ヶ月半はかかった。そうたいした予算でも無いのに、チーム内の調整から、関係3社の調整から、社内稟議から、をなだめたりすかしたりしながら、ようやくこぎ着けたっていう。
そもそもこの大元のメインプロジェクトも、進行中の道半ばであわやご破算かっていう危機をなんとか繋ぎ止めて引き戻して、どうにかオープンまでこぎ着けたっていう経緯があるわけで。

プロジェクトの始まりはいつもわくわくするものだけど、事前にこれだけ無駄な?パワー費やしてぜいぜい息切らしてるような状態でのスタートは、それなりに感慨深いものがありますな。
こんなに必死にしがみついても、結局誰もハッピーにならないんじゃないのかって迷いは今でも引きずっているけれど、この2つのサブプロジェクトが質の高いゴールにたどり着ければ、その迷いを吹っ切る材料になるさってことで、賭け。

潤沢でなくていいからある程度の予算を固定して管理任せてくれれば安全運転させられるんだけどなあ...と思う一方、プロジェクト立ち上げ時には難産がつきものという状況に慣れてしまって、安全パイな案件なんぞ自分が居らんでも回せるやろって思っても見たり。

...やっぱり今の自分に必要なのは、Web云々よりプロジェクトマネジメントなんかしらん。

プレゼンは相手に考えさせよう

ずっと手を付けずに傍観するしかなかった問題点を解決させないといけない場面にきたようだ。ってんで、隣のチームが発案者となって、自分のチームも含めた新プロジェクトをボトムアップで立ち上げるために、上司を説得するミーティングに立ち会った。

聞くところによると、この上司は日ごろから自分らの仕事の重要性をいまいち理解してくれず、ズレた指示ばかりするとのこと。さてどう説得し了承させるか? 内輪で何度も打ち合せて望んだミーティングだった。

提案の中で指摘されている問題点はどれも実にごもっともで、その発掘力は信頼をおけるものだ。 そして、このたくさんの問題点を、この上司に一つ残らず伝えたいために、必死にあれもこれもと矢継ぎ早に説明していく。発起人の話が一区切りついたのは、資料をすべて説明し終えた後だった。

...これ、逆効果だ。必死な話ぶりを聞いてくうちに、非情ながら?自分はそう思った。

聞いてる方にとっては、たくさんの問題点をシャワーのように浴びせかけられて、考えるイトマもなくプレゼンが進んでいく。問題点についての理解が薄いまま、解決策としての新しいプロジェクトの方針に了承を求められていた。...なるほどいつもこんな調子では上司からの充分な信頼はうけられまい。かなり突飛な提案ととられたんじゃないか?

このやりとりを端で見ながら、プレゼンというのは、相手に考えさせる隙を作るべきなのだなと学習した。

問題を切り分けて提示し、1ステップごとに考えさせて納得させる。ここでいくつか質問を出させてもいい。それに答える事で、相手の理解が深まるだろう。答えられないようなら問題点の定義が甘かったって事だ。プレゼン準備時にこの問答を想定しておくのはどうだい? そして問題点が充分認識されたところで、解決策を提示する。妥当な案であれば説得力を持って受け止められるだろうし、充分理解されていれば、それを上回るアイデアをもらえるかもしれないじゃないか。

力づくで浴びせかけて、ともかく首を縦に振らせてハンコ押させりゃいいってテクニックもあるのかもしれないけどね。今回は、問題意識を共有させる必要があり、今後も指示を仰がなければいけない場面だったのでそれは相応しくない。テクはまた他の機会に学ぶとして、自分がこんな場面に立った時に悔いがないプレゼンが出来るように、吸収しておこう。

会議が面白いかも

このところ、会議すなわちヒアリング である事が多い。
これが、じわじわ面白くなって来た。
以前から薄々感じてたことだけど、昨今で明確に認識。

自分と違う立場の話を聞いていて、問題に対して同じような認識を持ってたら、意識が同調出来てる事に自信が持てる。違う認識してたら、別の視点が新鮮に感じられて、刺激を受ける。

ヒアリングじゃなくったって、みんなが情報持ち寄ってくるのが会議なので、自分の知らなかった事が一堂に会する。自分はそれを取込んで消化してまとめて、先に進める段取りを提案する。
楽しいよ?

...いいトシこいて何を今更そんな事を、な呟きだけど、企業勤務経験実質4年目としてはこんなもんじゃないかなぁと。以前の仕事じゃ、立場の違う人間との打ち合わせなんて数えるほどもなかったからなぁ。

点が線につながる時

本を3冊買った。

まだぱらぱらめくっただけだけど、わくわくする。こういうのだいすき。

前回のエントリで、議事録も情報デザインだって事に、点と線がつながったと書いた。

15年以上前に広告デザインの端くれに転がり込んだものの、自分には合わないと感じてた。広告という、作り手と受け手がふれあう一瞬のセッションのための、目を引く斬新な表現が生み出せない自分の能力に納得出来なかった。あるべき情報をしかるべき表現で配置するような必然性を持ったアプローチってのがあれば知りたいと思っていた。

それを1年半でヤメた後、ずっと漠然とした目標を持ちつつも根無し草を続けてきたけれど、この2年で何のご縁かWeb周りの業務に携わるようになって、自分がほんとにこだわれる事がここにあるという実感が日増しに強くなってる。

それはWebってモノに興味があるわけじゃない。そもそも自分は、あるべき情報をしかるべき表現で配置する、つまり情報デザインとかインタラクションデザインだとかって奴に興味があったんだ。だから議事録にはまった。でもそこまでは他のどんな業務でも出会えただろう。だけどWebってのは、そういった必然性を持ったアプローチを検討した事への回答を、アクセス解析結果として簡単に手に入れる事が出来る。議事録では自己満足にしかならなかった情報デザインへのこだわりを、Webではユーザーの行動履歴によって実証できるんだ。

というわけで、おそらくしばらくまっしぐら。

議事録も情報デザイン

そうか。自分が議事録に妙にこだわってたのはこれだ。

情報デザイン勉強部屋  議事録をデザインする。

しかし、それ以上に重要なことは基本的に会話という不可視状態で行われるMTGにて、決定したこと、検討しなければならないこと、その責任所在をしっかりと文書に残し、プロジェクトメンバー全員が共有、そして「合意」することが重要となります。そのための、議事録。

ということは、これもつまり情報デザインなわけです。

これまで1年半程度、毎週の会議の議事録をとり続けて来た。
議事進行役と議事録とりを並行させるのがどうしても出来ずに、録音したものを会議後に一から作ってたからバカみたいに時間がかかってた。自分でも非効率的だと思ってたけど、面白くてやめられなかったんだ。

以前は定例会議やっても議事録なんてとっておらず、誰がいつ何の目的でこの実装を決めたのかがさっぱり残ってなかった。もちろん仕様書なんてのも作っちゃいなかった。
体制変更で新しく入った人が当然のように議事録を作るようになったのがきっかけで、それを自分が引き継いでから、議事録はどうあるべきかってのに妙にハマり、毎週バカみたいに時間かけて作成するようになった。

目標は、今後追加されるだろう新しい人員が読んでもプロジェクトの経緯が把握出来ること。散漫な会議の内容をどう簡潔にまとめて記録するかも挑戦だったし、それをテキストエディタでどう見やすく、かつ加工再利用しやすい体裁にするかも挑戦だった。

そうかそれは情報デザインしようとしてたのか。またひとつ点が線につながった。

さて先日、チームに新しい人が加わったので、議事録作成を引き継ぐ事になった。これまでの自分の拘りまで引き継いでもらうつもりも無かったので、最低限の目的だけ伝えて後は好きに任せたのだけど、結局かなり物足りなくてたくさん修正要望出してビビられた...。やっぱり自分のためにも議事録とりは続けようかなあ。

ゴールはサイト上でのホスピタリティの実現

Web担当部署にいるけれど、チーム内の自分の立ち位置はWebMasterというよりプロジェクトマネジメントのアシスタントだと思ってる。
そんな自分が考える、今の環境に足りない認識は プロジェクトマネジメントとインフォメーションアーキテクチャ。

PMについてはともあれ、IAについてはほっとくと将来もずっとこのままだろうってのが明らか。 会社の主力事業が仲介なので、IAとは縁遠いようにしか見えないから。

でもね。

この会社の富裕層が顧客の主力である事は公然に認知されているし、当然顧客からは相応のホスピタリティを求められてる。
だから、日頃の営業のほか、ホテルや文化事業に手を伸ばす事でこれに応えてると私は見ている。
ならば当然、圧倒的多数の顧客に対するファーストコンタクトの場であるWebサイトが、ユーザビリティにつながるIAを軽視していいはずが無い。顧客から求められてるホスピタリティを実現するには不可欠なものじゃないか?

しかし現実は、システムだの目新しい機能だの方に気と体力をとられてて、ユーザのための情報構築への手間なんておまけ程度にも思われてない。それこそ出費するのもムダといわんばかりの空気。
競合の大手他社が、Webにまで調査資料に基づいた必然性のある情報構築を進めてく中、いつまでもWebだけ中流意識のままコストパフォーマンスばかり追っかけてる場合じゃないのに。

そうはいっても、経営陣が、実際に目に見えないものに費用かけようとしないのはある意味堅実ともいえるわけで...。

だったら、自分でなんとかするしかないかな。自分でUXだIAだのを消化して、目の前の成果物に反映させていかなくちゃ。外注すると高いって文句云われるけど、社員の勤務時間内給料ならタダ扱いだからな!
しかしPMも金を産む作業とは思われてないんで、てめぇWeb係のくせにWebやらんと何ムダな仕事ほじくってんだ話になるでしょうけどね。

でもね、いいよ。そんなの二の次。

自分の評価があがらなくても、見かけのコスパを追っかけて悦に入ってる流れは変えられなくても、構造に充分配慮する事で客に対するホスピタリティが実現できるってことが証明出来れば、そこがゴールなんだ。それが客にとっても社にとってもWin-Winだしね。

クライアントとのコミュニケーションて何かというと

論点ちがうよ、web屋さんたちぃ~!! - フジイユウジ::ドットネット

もっとクライアントとのコミュケーションを大事にしてください。
そのコストを嫌うことによって、別のところでコスト高を生んでいるのですよ!

Webディレクターの必須スキルはコミュニケーション力だと誰でもが云う。 いわゆる非コミュと自覚してる自分は、これ聞いただけで もーダメこの仕事向いてないぞ絶対 と思ってしまう。

でも何かが違うんだ。実際に見ていると、そんなに向いてない事もなさそうというか、すごく面白そうで、やってみたいと思わせる仕事なんだ。

そもそもコミュニケーション力て、何さ?

社内の営業部署の人とWeb屋さんとのオリエンでよくある場面。
営業部署の人間は、何を伝えて何を聞けばいいのかわからないから、散発的な発言しかしない。
Webディレさんはそれに受け身体制で相槌うってメモってる。
なんか会話が発展してなくて場の雰囲気が薄い。
たまらずWeb担当部署の自分が、双方をあれこれ質問攻めにして、ディレさんにつなぎをつくってる。
営業部署からは、具体的な機能などの目に見えるところの好みを聞く所から次第に話を広げて、やりたい事の根幹を探ってあげる。
Web屋さんからは、業界のトレンドとか実現性なんかから話を広げて、クライアントが決めなきゃいけない事ってのを営業に認識させる。

そういった、1年と数ヶ月ほどの数少ない経験から云わせていただくと、Webディレさんたちは もっと聞き上手になってほしい。

クライアントはまず、何がわからないのかすらわからないんだ。
何ができるのか、
何をしたらどんな効果が見込めるのか、
それにはいくらかかるのか、
何をしない方がいいのか、
自分が何を提供しなきゃいけないのか、わからない。
それこそ Web屋自身が自分らの必要スキル多すぎって泣き言をいうくらいだから、 クライアントはさらに雲をつかむような話に感じてる。

だから攻めの姿勢であれこれ聞いて、一生懸命ほじくりだして探り当てて、我々にも見えるようにしてくれ。

それがきっと、コミュニケーションとかいわれてる奴なんだと思う。

ピザで言うところの

設計者とデザイナーとコーダーと高品質なサイト | Takazudo Clipping*

自分は、サイトを作るのは、みんなで一つのピザを作っているようなものだと思う。こいつはピザのパン部分を用意してくる。あなたはチーズを用意してきて自分は具を考える。最高のチーズを用意してきた人がいたら、それにあう最高のパンと具を選んでカバーしてあげることができたら超うまいピザができる。
逆にいえば、そういったことも考慮してピザを作れなければ、高品質なピザは絶対作れないじゃないかなということを考えたり。

先ほどのサイトからもう一カ所引用させていただいて。

ピザで言うところの、その辺のスーパーで売ってる具材をあれこれ乗っけて、とろけるチーズ乗っけて、それでもそこそこおいしそうなピザはできて。
きっと自分のボスらが求めているのはその程度のものなんだろうと… それも一つの戦略上の選択肢としてはアリなのだろうけど、単に「それ以上のもの」との味の違いがわからないが故なのだとしたら?

私が、客に提供するべきと思っているのは、客が暗に抱いている味のハーモニーを明に表現できるように、生地は小麦粉の産地から、具材のトマトの品種から、チーズは製法から、必然性があるもの(notEqual最高級)を選んで適切な手順で作り上げたもの。
だって、客層が舌が肥えてるであろう富裕層な上に、信用第一が社是だから。

客はあなたより舌が肥えてるんですボス、質で勝負しましょうよ〜

情報構造設計と費用対効果

設計者とデザイナーとコーダーと高品質なサイト | Takazudo Clipping*

でも、この「構造設計」っていうのって、いっちばん重要な所だと思う。専門で設計者(Information Architecturist?)って役職を作った方がいいんじゃないかと思うぐらい。

自分もまさにそう思っていて、問題はそれをどう上層部に納得させてその分の予算を確保するかってところ。

一度でも、自分の手でサイトのデザインからコーディングまでHTML+CSSで、いかに効率的に組むかってのを目指した人なら、少なくとも制作側からの観点での情報設計の重要さってのは身に沁みるだろうな。
だから、一昔前ならWebデザイナーと呼ばれてた人たちがディレクターやデザイナーやマークアップエンジニアやコーダーに分業されていったように、その中のディレクターもまた、情報設計や進行管理なんかへの分業が遅かれ早かれ進んでいくだろうと思う。大きなプロジェクト扱ってる制作現場なんか特に。 作業効率や品質の向上による費用対効果ってものを上げていくのが制作者側の使命だろうから。
しかしそれは必ずしも制作費の圧縮に直結するわけじゃない。

対して、発注者が気にかけるべきは、利用者側の観点からの情報構造設計の重要性であって、利用者の反響を含めた費用対効果向上が使命であり、これは引用元のような制作者側の最終目標から大きく外れたものにはならないはず。
なのに、発注側の現実は、結果がすぐには出ない構造設計の確実さは評価につながらない。で、設計段階の手間=出費を圧縮したサイトを作って安くあがって得したとかいってる。

ホームページ=パソコンで見るパンフレット の意識を引きずっているような、自社サイトは眺めてるだけで使う立場に無い発注側なんかはまだまだ、ホームページの制作というものがフォントだの色だのという…住まいで言うところの壁紙だのドアだの洗面器だののような、バーツの集合体としてばかりに目が向いていて、構造設計なんてバーツをのっけるための器づくり程度の認識しかなく、利用者の反響を向上させるための情報配置の必然性への理解が薄いんだよね。

それはすなわち、構造設計に時間と費用を配分するという発想がない事を意味していて、そんなことより見栄えのするパーツを一個でも多く盛り込んで利用者の気をひこうとする事が費用対効果の向上だと思ってることにつながってく。

かくして必然性の検討もそこそこに、発注側の担当者の「好み」レベルの意思決定に左右されたコンテンツが生み出されたあげく、本文の文体すらターゲットに則していないのに、反響が弱いのは単にボタンの見てくれとか置き場所のせいばかりとしか捉えられずに、小手先の改変をやって仕事した気になってる。ましてやそのコンテンツにたどり着くまでの遷移が不適切かどうかなんて事を肌で感じる事も出来ずに(文脈から孤立した場所に存在してても内容理解出来ちゃうからね自分らのものだから)。んでそこそこの結果で効果を上げた気になって評価される。

そんな小手先の繰り返しが費用対効果を下げてるってことに気づかないんだね。この手間と時間と費用を最初の設計段階に盛り込んどけば、もっと早く大きく効果を上げる事が出来たのに。

そんな発注側に対して、全く違う立場のエンドユーザーが残していった「それぞれの好み」の足跡の蓄積から、その最大公約数が「発注側の好み」と差があるんだという事が示せれば、客観的な必然性を持った情報構造設計の重要性に気がつくだろうか? それともそんなデータの解析も出費を渋って自前の小手先で済ませたあげく問題の根本に気づかず以下ループ?

そんな事していたら競合他社に先を越されて差を付けられていくわけで… 自社の強みって言うおいしい素材と、それを活かせるだろう料理人を目の前にして、あとはFeeの用意さえできれば……

そこまでわかってたら自前で料理せぇ? ばか云っちゃいけねぇ、わかるとできるは違うんだよっ。

筋の通った仕事

前提として、自分は(X)HTML/CSSは知識として一通り押さえてはいるけど、一からページ仕上げた事なんて数える必要も無いほど少ない。そんな程度。

さて勤め先のコーポレートサイトのリニューアルプロジェクトにおいて、メインコンテンツのページが昨年暮れあたりに制作会社から納品されて、検収したわけです。んで個人的興味からソースもとっぷり見さしてもらったわけです。

ぱっと見、部分的にレイアウト対策目的らしきTableタグが使われてるところがあったりとかDIV入れ子で多用してたりとかで、基本的に標準化原理主義思考な自分は、それだけ見て一瞬、これってどーよとか思うたわけです。

が、
でもちゃんと見ると、web標準は十分解ってるひとが作ってるってのが見えてくる。解っててここはあえてtableを使ったんだなってのが嗅ぎ取れる。
数千ページとはいかないけれど、まあほっとけばそれなりのカオスが予想される規模のコーポレートサイトで (てゆーかカオスになったから制作会社かえて土台からリニューアルしたんだが) 、これからコンテンツがどう発展していくかは見えないわ、枝葉のコンテンツの制作は複数社が担当する事が見えてるわでは、DIVを多用せんでセマンティックに組むなんてきっと無理だ。それぞれの項目を部品としてはめ込む時に融通利くように組んであるんだなってのが嗅ぎ取れる。

そういう配慮ができてるってことに、やっぱ場数を踏んでるってすごいなと思うたわけです。大規模コーポレートサイトを数こなしている人たちならではの品質なんだなと思えたわけです。

やっぱいいトコと仕事をやるのはたのしい。一筋縄じゃいかない案件だけどメインで関われてよかったよほんと。

Web標準とかいうコトバ

半年近く前のエントリではありますが。

そろそろWeb標準についてひとこと言っておくか | hemiolia.com

Web標準的なものもWeb2.0的なものも、それを表す名前が生まれる前から存在していて、それらを知っている人たちはそれを人に説明するときに苦労していたのだ。

ユニバーサルHTML/XHTML詳解 HTML&XHTML&CSS辞典 改訂版しか読んでいなかった自分は、Web標準なんて言葉は知らなかったけれど文書構造を表現するためのとか再利用可能なとかいったマークアップのキモは理解して心がけていた。けれどそんなものは所詮制作者側のコダワリでしかなくて一般には理解されないだろうと思っていたし、それとなくその意義を唱えても周囲の反応も薄かった。

でも、あるWeb屋さんのオリエンで「Web標準」ってコトバとともにマシンリーダブルだのSEOだのと説かれた日から、周囲がいきなりWeb標準必須!な空気になって、その後のサイトリニューアルの要件定義にWeb標準準拠なんてお題目が盛り込まれて…という経緯があったもので、上記の下りには懐かしくも少々感慨深かったりしたわけです。

だからといってこの周囲の人々がWeb標準について正しく認識したわけではなく、せいぜい検索エンジンで上位に表示されるための手段としてしか捉えていないのではありますが、格段に話を通しやすくはなったなと。

「Web2.0」はことのほか取り上げる人々にうさんくささを感じてしまってどうもノれなかったのだけど、つぎはセマンティックWebあたりにもっとキャッチーなキーワードがついて、内容重視のWebを作りやすくなったりしないかなあ。

頭の中をひとに伝える

前のエントリで「語彙」という語句を使っていたのは、 語彙が少ないと仕事の能率もわるい? を目を通してまたすごく腑に落ちたので後でちゃんと読んでトラバしようと思っていたからなのだけど、 その前の頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもない がまた自分的ど真ん中でした。

いかに自分の頭の中のものを忠実に形に落とせるか、ひとに伝えるか。
それには、いかに頭の中で具体的に描けるかがまず勝負、そしてそれを具現化するためのわざも勝負。

昔から、自分の頭の中にあるモノも感情も、そのままひとに伝えるのは言葉じゃ無理だと思っていた。言葉の捉えようは人それぞれで、不確定さは避けられないから、最後には絵や動きで見せるしかないと。 だから思い通りに絵を描けるようになる事にこだわってたな。言葉じゃ伝えきれないことを絵で描ききれるようになるための訓練は、同時に、どれだけしっかり対象を把握できるかの訓練にもなってた。

自分の仕事が変化するにつれ、自分の頭の中を具現化するためのわざが絵からPCにかわって、今は言葉になってきてしまった… それはつまり「他の人と作業を協業するようになった」のであれこれ説明しなくてはならなくなったということ。

言葉での表現はいわば一度ステたものなのですんなりとはいかなくて、クロッキーよろしくマインドマップに片っ端から殴り書いたものを清書するのに、置き換えるべき適切な言葉みつからずべらぼうに時間がかかる… 言葉足りねぇんだよなもう。

人脈を作るための語彙としての技術・知識

めづらしくちょっと納得いかない部分がある。なぜだろうね?
ぶっちゃけ、たまに冴えたことをいうひとに人脈としてかり出されて煮え切らない思いをしたからかな。

COULD:求められるものは3つだけ

Webサイト制作にせよ、オンラインゲームにせよ、又は別の業種であったとして求められるものは3つくらいしかないような気がします。

内容を否定するのではなく、あのエントリ読んだひとに技術わかんなくていいやって開き直られても困るから、補足したいな。

自分で技術を持っていなくても、ここのこいつに任せりゃ出来るっていう引き出しを持っていればいいというのは確かだけど。

現実、そんな立派な引き出しをみんなが持てるわけじゃないのは技術だろうが人脈だろうが一緒で、 人脈を築くときにそこそこの知識(スキル)が無きゃとっかかりもつかめないのでは?

実際、顔の広い「(分野外では)仕事のできる」役員とかがつれてくる「俺わかんねぇけどこいつデキるから使ってよ」って連れて来たリソース(ひと)がえらいハズレで、せっかくのアイデアのピントがずれたりぽしゃったりは実によくある話。
そもそもハナから「技術は人に任せる」ってひとの話は、的を射ない事が多くてこっちで補完するのに手間がかかるし。

自分がそういう精度の低いハブにならないために、質の高いリソースとコミュニケート・コラボレートするための手段として、ある程度の「技術」「知識」は欲しいでしょ?
そのリソースがアイデアを適切に具現化出来るか見定めるモノサシとなる程度の知識は必要じゃないの? 好奇心があれば自然とある程度の知識・技術はつくよね?

そういうアンテナ張っておきたい分野が広すぎるよ追いつかないよってぼやきなんじゃないの、もとのスレは。スレ主だって全知全能になんなきゃいけないとは思ってないでしょう。

そもそも、そんなことWebだITだに限らず、どの業界でも同じだけどね。誰しも「自分が一番大変」て思いたいものですから。

ネ申か甲鳥か

こういったクライアントというのは、はたして神なのか、カモなのか。

ここギコ!: 外注を叩けない性格だけど

突貫の開発とか極限の状態にある時に人を動かすのは、叩いたりして追い込むことではなくて、いかに士気を引き出すか、担当者にやる意味、意義を感じさせるか、だと思ってる。

まずその第一は感謝する事だし、次に大事なのは、単に必要な仕様だけを投げて作らせるんじゃなく、その作っているものの本来の意味・目的をいかに伝えるか、感じさせるかということと思ってる。

おまいは俺かってほど同意してしまうんだが、いや自分はここまで至れり尽くせりできるほど有能じゃないが、こんな想いで日々、感謝をしつつ指摘をしつつ、仕事を「してもらって」居るのだが。

これって外注側から見たらどうなんだろうねぇ、余計なお世話だったりするのかなとか思わない事も無い。

名刺の質って重要なんでないの

プライベートで参加した講習会の後の懇親会で、ほかの出席者と名刺交換をしたのだけれど。

名刺交換してもらった6人中、2人は当方の会社名を知っていた上、なんとそのうち一人は思いっきりお客さんという、東京が狭いんだか会社の認知度があるんだかな話だったのだが。

…やっぱりどう見ても、自分の勤め先の会社の名刺、しょぼいよ… いいのかよ高級/信用/ステータスって立ち位置の会社がこんなぞんざいな名刺で。

しかし私も業務外で会社の名刺を渡すようになっちまいましたか…。

高くないよなぁ

自分以外でそう思っているひとが居た事が意外。

彼女がWebデザイナーを辞めた理由:キノトロープって… - livedoor Blog(ブログ)

キノトロープって高くないよなぁ…ってつくづく思います。

充分、成果物に見合う価格だよなぁ。と、そう思うのは自分だけだろうと思ってたので。

あの膨大なドキュメントがただのアリバイにしか見えなかったり、ワークフローの王道っぷりが当たり前としか思えなかったりしているのか、法外に高く感じているようなので。って誰が(ry

もちろんあの進め方が性に合わないって声も否定はしませんよ。そのかわり私を乙信者呼ばわりするのもやめていただきたいものですな。まつたく。って誰に言っ(ry

何を糧として

高望みしすぎるなよ。

できていないところばかりほじくりかえして不機嫌になるより、できているところを認めてご機嫌になろうよ。

とはいえど、不機嫌は危機感となって、ご機嫌と同等以上に向上心の糧となっているし、ご機嫌は慢心につながりそうで、自分を虐めてしまうのだね。

自分にだけならいい、しかしチームに対してこういう意識になってしまうと不幸を生む…

船頭がいなきゃ船は進まない

昨年の今頃は、コーポレイトサイトリニューアルのコンペが終わって制作会社が決まった頃かな。

プロジェクトマネジメントなんて言葉にはまだまだ思いもよらなかった頃だけど、意見の違うメンバーをまとめて事を進めていかなきゃ行けないんだと云う自覚はあった。自分は頭でっかちの原理主義者なので、他のメンバーを置いてきぼりにしないように、プロジェクトを私物化しないように、なるべく空気読んで、なるべく縁の下から支える程度にしなくてはと思っていたっけ。

一年経って学んだことは、それは少々きれいごとすぎたなと。

結局、プロジェクトってものは、その責任に比例してリーダーの指導力がないと円滑に回らないんだなと。縁の下でなんとなく支えられるより、手のひらの上に載せられていた方がメンバーにとっては楽なのかもなと。

そんな訳で今後、当面の目標は組織作りすなわち指導力の強化。一介の半ヒッキーだったような人間がこんなことになるとはね。

ちょっとした落胆

そもそも今回のプロジェクトは、統一性が破綻し、管理がしきれなくなったからリニューアルしなきゃならなくなったのが発端だったね。

なんで統一性が破綻したのか? それは現場の少数の意見をそのままストレートにサイト制作に反映させて、制作会社も素直にそれに応えてきたからだ。実質、まともにディレクションする人間がいなかったからだ。

だからこそ、これを見抜いて問題の切り分けをし、サイトの全体構成ももちろん運営体制の両面から明確に提案してきたところを選んだんだ。単にステータスだカリスマだみてくれだなんてちっぽけな基準で選んだんじゃないんだよ。

そしてこの1年、彼らとともに仕事をしていく中で、サイトのディレクションの王道をみっちり学んだよね? ユーザが、ニーズに対するアクションを積み重ねて問い合わせへと進む中で、我々は何に応え何を提供するべきなのかを発掘し絞り込んでゆくロジックを、膨大な資料をもとに学んでチームで共有したんじゃなかったのかい?

このロジックの共有こそ、このプロジェクトの最大のキモだと私は信じて疑わない。これを社内のチーム一人一人が身につけることによって、様々な自社製品や各業務を掲載するコーポレートサイトとしてぶれないディレクションを自分たちで進められる体制ができると思ったんだ。

それなのに君は、単にナビゲーションルールやボタン画像を揃えただけでユーザビリティが解ったつもりになってるのはどういうことだい?

ページを作成することになって構成に頭を悩ませていた君が、あのときの資料を振り返りもしないのはどういうことだい? そして結果でき上がったものが、直感的とはいえない専門用語があちこちに出現する、てんこ盛りの素直な業務フローチャートでしかないのはどういうことだい? このページを見に来るのはどんな客なのか、何が知りたいのかを絞り込むシミュレートを半年前にやったのは覚えていないのかい?

あげくの果てに大層な金と期間をかけた割に出来上がったのは普通のサイトじゃんーだと?

okわかったよ、君の目は節穴だったんだ。

クラにしか出来ないこと

パートナー|セシールWebマスターブログ

結果がでなかったからといって、提案会社の責任にするなんてありえないこと。

どれだけ優れた提案会社があっても、社内の人間の方がリアルに、真剣に考えられること。

まったくもって。

いるんだよね代理店なり制作なりをまるで魔法使いのように思ってる御仁。自分たちにしか出来ないことがあるなんて気付こうともせず、多くもない金さえ払えば独創的でかつ全ての成果物に対して200パーセント非の打ち所がないものをあげてきて当然と思ってる御仁。そんなひとと一緒に仕事したくないよね、得るもの薄いもん。

こんなのとかね。

クライアントが本気にならなきゃ、実のあるものなんかできっこないんだ。

ただ実際のとこ、本気はあるんだけど無駄に空回りしているってのが多いわけで… それをうまく回るようにしむけるのは、誰の役目なんだろう?

自分の環境で云えば、この役目は自分だとおもってるんだけどねー自分が空回りしてたりしてねー

よいモノはよい素材とよい道具とよい腕と

いいもの持ってる人には、いいもの作ってほしいのです。

いいもの作ってきた実績がある人に依頼したのに、期待値に足りないものがあがってきたら、 買いかぶっていたとか足下見られたとか、そんなネガティブな言葉を吐く前に、 こっちの意図や熱意を明確に伝えるとかで、モチベーション上げて本来の能力を発揮してもらえる方向へもっていこうよ。

よいものを作るにはよい素材とよい道具が必要、道具を使う者の力量もまた必要。

切れる刀は持ち主を選ぶか

先日、目の前で楽しげに居酒屋話をしてくれていたのは、その業界ではすごいことやってきた人なのです。
その業界の土台を作ってきた人たちなのです。
この見るからにペーペーの自分が、そんな人たちと間近に仕事でおつきあいする機会に恵まれるなんて、実に幸運なことです。
しかしこの協力関係がいつまで続けられるか不透明なので、今のうちにおいしいところを目一杯吸収しておかなければと思います。

同じツールを使っても、効果を上げられる者と上げられない者が居るわけだが、その差はどこからくるのか。使う者の力量じゃないのか。
よい道具は使う者を選ぶ...、そんなことを考える今日この頃。

それがすべてではないことは解っているつもりだけれど。

スパマーと検索エンジンが演じるイタチごっこの構図 | 住 太陽のブログ

スパマーと検索エンジンが演じるイタチごっこの構図 | 住 太陽のブログ

検索エンジンは常に、検索者にとって価値のある情報を届けようとしています。その立場に立つなら、僕たちは「検索者にとって価値のある情報を発信する」ことが、検索エンジンでの露出を高めるための最も賢いやり方なのであり、イタチごっこに没頭しているのは時間の無駄です。

ほんとにさ、どうしてこんな簡単なことも解らんのかと思うですよ。

しょっぼいページをさ、検索上位に表示させるためだけに怪しげなSEO会社に金払ってんの。

我々の客はひとであって、インデックスロボットじゃないというのに。

ロボットがひとを連れてきたって、そんなコンテンツじゃ無駄足踏ませてるだけだよ。ここにはしょぼいコンテンツしかありませんって触れ回ってるだけだよ。

そんな金あるんなら、そのしょぼいコンテンツを作り替えようよ!

ある泡沫契約社員のつぶやき

国産ベンダが目覚める前にエンジニアの空洞化が始まる - @IT

ITを競争のための武器に使おうという意識は低い。ITの力を過小評価し、企業戦略の中枢にすえようとしない経営者の姿勢が最大の問題点とガートナーは見ている。

勤め先でも、業種上かなり深い個人情報を扱っているにもかかわらず、セキュリティ穴だらけだしそもそも社内システムの仕様が担当者1名の頭の中のみらしいという、明日にでも破綻してもおかしくない状況のようなのだが、そこをまとめることのできる人間が居ない、定着できる環境でないために、危険な綱渡りを続けている… この瞬間にも、あのシステムが破綻したらいったい誰が責任とるんだ??それすらも明確じゃないような状態。

実際のところは、抜本的改革をやろうとして2年で頓挫したという経緯があるのだけど、端から見ていて何か根本的な、意識の薄さというか甘さは、2年前も今も変わっていないように思えるのは…

経営者が気づかないのは、現場が危機感を持って経営層に直訴することを怠ってるからなんじゃないかとか、経営者が号令かけなきゃ腰上げないってのは組織としてどうよとか、思ったり思わなかったり。

「TOPの写真も飽きたし、… 」

「…FLASHとかにしたいなと思ってるんだけど。動くしキレイで楽しいじゃないですか。お客さんに楽しんでもらえるかなって」
なんていうから、FLASHはうちのコーポレートサイトのルール上使わない方向だからだめって言っときました。

冒頭の「…」部分の発言は、BtoBな業務の部署の営業サポ兼Web管理の女性のもの。
それを社内Web統括部署の子がぼやいた場面。よくある不毛なやり取り。
同じ社内とはいえ、Web部署の人間にとって営業部署はクライアント。こんなぞんざいな対応しかできないんじゃ、クラ対応失格だよ。営業が自分の会社のサイトに愛着をなくしてしまうじゃないか。

サイトのルール外だからだめなんじゃないよ。そんな理由じゃ納得してもらうのは無理だよ。
目的が希薄なのが悪いんだ。それを理解してもらわないと、いつまでたっても同じことの繰り返しなんだよ。

こんなときの自分の定番の三段論法はこれ…

ビジネス客はTOPページで遊んでる暇なんかない。いかに確度の高い情報を効率的に得られるかという使命をしょってあなた方のサイトにくるんだ。そのような人が、ただ画像が切り替わるだけの、全コマ表示されるまでに30秒もかかるようなTOPイメージをちゃんと見ると思う?

TOPイメージを動かして目を惹こうなんて、どこの怪しげな会社だって金積みゃできることなんだ。でもあなた方がやってる仕事は、ほかの会社には負けない何かがあるからこそ、Web以外の入客がこれだけあるんだ。これはぽっと出の怪しげなとこには真似出来ないことなんだよ。

どこでもやっているような小手先ではなくて、ほかに真似できないもので勝負しようよ。そしてそれを一番よく知っているのは、日々営業しているあなた方なんだ。我々はそれを教えてもらってWebサイトに表現するのが役目です。

いやきっとそいつはヌリカベだ

いやいやまてまて。
おまいが壁だと思っているものは、きっとヌリカベで、前に進もうとすると邪魔するが足を払えばいなくなるのだ、と思ったり思わなかったり。

そのついでにこんなサイトを見つけて楽しくなったのでよしとする。
国際日本文化研究センター | 怪異・妖怪伝承データベース

たぶん壁にあたった

クライアントって窮屈だなあ。

当初は理想をたっぷり盛り込む気でいたサイトも、様々な事情で根本的にずれたものになってしまい、思い描いたゴールに届きそうもないことが見えてきたとき、
 まぁ、おれのじゃねぇし。あとはすきにしやがれ。 という究極の逃げ処が、ない。
不本意な姿をさらしながら、ずっと面倒みていかなければならないんだ。

いつまで耐えられるかなあ。

始末書作成はペナルティじゃないぞ

その仕様は、いつ誰が何のために決めたのか?そしてどういう結果を生んだのか?これを記録し共有することは、チームの成長に有効である。とおもう。

結果の如何に関わらず、目的と施策と結果が記録され、チーム内で共有され受け継がれていなければ、後に誰かが必ずまた同じことを同じように繰り返す。
これでは同じレベルで横ばいするだけ。金と時間を消費するのみ。
前人の残した記録をもとに、より発展的な施策を盛り込むことでより一層の成果を狙うのが王道なんでないの。そのために文書化は重要だと思うのだが。
チームのメンバーが流動的なのは世の常だしね。

どうも文書化って軽く見られてるんだよな。仕様書はともかく、議事録とか始末書とか。
ペナルティじゃなくて、組織の財産になり得るものなのになぁ。

導線設計

|あい うえ| |  お  | って書いてあったら、なんて読みますか。 「あいうえお」?「あいおうえ」?

ニーズからアクションへの導線は左から右へ進む。
PCなら、左下のスタートメニューから、右へサブメニューの階層をすすんでゆく。
Webサイトなら、左のメニューから選択 ⇒ コンテンツエリアで詳細確認 ⇒ 右下の問い合わせボタンをクリック。

これ、横書きの文章を読むときと一緒。
順路通りにに導きたいなら、上の「あいおうえ」みたいな置き方は紛らわしいね。
こんなことも自力で気付けないような人に、ユーザビリティを頑固に語られてもねぇ。

「俺は詳細を見るボタンが右、問い合わせボタンが左でぜんぜんかまわないと思うんだけど」

…それでは あいおうえ と書いて あいうえお と読めというようなものです。

「だってお気に入りバー出してると問い合わせボタンが横スクロールしなきゃ出てこないじゃん」

…では詳細表示へのリンクボタンは右に隠れてていいんですか。
…普通、詳細を確認してから問い合わせしますよね。

問い合わせボタンを押させたかったら、ボタンを目立たせるより先に コンテンツで商品をたっぷり魅せろよ ! 仮にも30万の商品だぞ、それ。

クライアントは気楽なショーバイか(2)

前回の内容にも入れたけれど、自分は制作会社ではなく企業内のWeb管理担当部署で、制作は外部に発注している。

企業内のWeb部署は、明確な広報戦略をもっていればよくて、Web制作の技術を知っている必要はないというのももっともらしい話なのだけど。

今コンテンツ管理のシステムを再構築している最中で、仕様の策定・確認を進めているのだけど、こういった細かいことをするのも我々の役目で、基礎技術を知ってるか知らないかでは、進行の円滑度が段違いだよね?

たびたび社内の情報管理システムとの連携が不可欠な場面に立つけれど、これも結局制作会社に丸投げお任せには出来なくて、社内システム部と外注の間を取り持つのも、普通に我々だよね?
知りませんわかりませんお願いしますっていったって、最終的にWebになったときの責任は誰が持つのかって、当然我々だよね?
結局、プロジェクトの進行を指揮する立場である以上、基礎やトレンドは知ってないと上がりに責任もてなくない?

そりゃコード組めとは云わないさ。でも基礎知識を知ろうともしないのって無責任じゃないか?

クライアントは気楽なショーバイか

制作会社を選ぶとき、何を得意としているのかを重視するのは当たり前だよね。
戦略立案に長けてるのか、戦術策定に長けているのか、実制作時の技術力があるのか。

前任者たちの手がけた案件で、値段と手頃さだけで発注したものは、たいがい後でセキュリティが大甘だったりバックアップ体制がなってなくてデータが消滅したりと、致命的な面倒を引き起こしてくれたさ。
そんなとき我々クライアント側はこういう。損害賠償ものだと。
あほぅか。

トラブルの内容が契約不履行であればそれは正しいのだけど、あんな格安値段で発注しておいて何を今更と思うのが正直なところ。

「動きゃいい」レベルの低い意識で業者選んでおいて、思わぬトラブルが起きたら業者のせいって、クライアントというのはずいぶんお気楽な仕事ですな。そんなことでは神様にでも遭遇しない限り、確かなものが出来るはずがなかろう。

各案件の目的と必須項目を明確にし、それを得意とするリソースを選び、課題を共有して意欲をもって取り組んで完成を目指す、ってプロジェクトマネジメントの大原則を、クライアント側こそしっかり認識するべき。

そもそも制作会社スキーなわけだが

自分たちの仕事に明確なポリシーをもった制作会社が好きだ。
スマートな技術を持った野郎共が好きだ。
今、自分が直に仕事で接している会社は、どちらもそういう人たちで、とても幸運なことだと思っている。
そもそも自分が制作会社選定に関われるってとこから既に幸運な環境なのだけど。

ある程度の予算のプロジェクトに関わることができて、大手の制作会社と一緒に仕事ができて、その仕事の進め方を学ぶことが出来て、もしくはその仕上げの哲学に触れることが出来て、おかげで…目が覚めた。

目が覚めたから、まずは行動の糧となる朝ごはんとして、情報をたくさん取り込もうとして… で、話が聞きたいのかな。特に直に接している職種の人たちの、仕事に対する思いが。

このところ

このところなぜだか、Webディレクターさんたちの話が聞きたくてたまんなくなっている。
Mixiだけじゃなく、ブログでもとにかく片っ端から検索して読みあさっている。
今仕事を発注しているとか、以前プレゼン来てもらって印象深かったとかで、自分と接点がある会社の人とかだと特に熱心に食いついたり。

なぜだろうね? 自分は何を目的に他人の日記をさまよってるんだろうね?
人の日常はおろか、自分の日常の記録にも興味なかったのに。
これがわからなきゃ、ただ漫然と時間を浪費しているに過ぎない。
そう思いながら、今日も延々さまよってる。

Index of all entries

Home > 仕事ログ Archive

Feeds
Links

Return to page top