- 2009年5月 2日 00:36
- 仕事ログ
問い合わせへの入り口を、新しく作りました。
かなり目につくところだったけれど、「Webサイトのお約束」からするとお薦めできないところに作りました。
そんなところに無理矢理作ったところで、ほかの大切なものを見づらくするノイズにしかならないと思って、みんなで反対しました。
けれど大人の事情というやつで、しぶしぶ作りました。
すると間もなくお客さんがやってきて、その入り口経由でとても高い品物への問い合わせをひとつくれました。
「見づらくなるなんて杞憂だったね、目立つとこに置けばお客さんはちゃんと見るんだね。この調子この調子。」と、めでたしめでたしといったオチがつきました。
短期的に見りゃめでたいんだろうが。長期的に見りゃヤな展開なんだよな。
「とりあえずのせときゃ客が来る」って実例ができちゃう。
そりゃあさ、客が入ってくる分には問題ないさ。けど入る客は見えてても、逃げる客は見えていない。長期的に花咲く問題だと思うぜ。しばらく経ってから振り返って「こんなに損してたのか! あのときにいってくれれば(ry」とか言うはめになる。
「この情報、空いてるからこのへんに載っけようか。」「今度の新製品のバナー、この目立つとこに載っけてよ。... いいよ、載っけてりゃ客くるじゃん。」「 今度こんなページつくってさ、これとこれとこれ載っけてよ。リンクここに貼っとけばみんな見に来るからさ。」「 もうホームページ様様ですよ。」
こんな二昔前のありがちな展開が、ここではまだまだ現役だ。だって実際、何もないところにあたらしく何かを置くんだからそりゃいくらかの反応はある訳で。少なかろうがそれで元とれてしまう位の低予算でまわしてるのでうまく回ってるようにみえるんだね。
しかしやがて「空いてるとこ」がなくなり「目立つとこ」は埋もれ、増やしたコンテンツが管理できなくなって腐臭を放ち始めた頃、ようやく破綻に気がついて不満が噴出。
ガラガラポンしてイケてるサイトに大変身する願望を抱いてリニューアル計画が立ち上がるも、無駄にふえたコンテンツの整理再構築だけでも彼らのこれまでの費用感とはかけ離れた金額がかかる現実。なす術もなく、できることといったら相変わらず値切ること。制作費用はもう鼻血も出ない程たたいちゃってるから、削れるのは設計費用... かくしてミテクレだけ着替えて一丁上がり。
たぶん企業のWeb担が少なからずはまる罠だと思うな。あっちをなだめこっちをすかすような社内外の調整で日々精一杯「リーズナブルな」コンテンツ量産してるうちに気づかずに落ちている、いつかくる「バカ高い」再構築費用への罠。
千万かけてガラガラポンのサイトリニューアルもお祭りみたいで充実感あっておもしろいけど、何度も繰り返すのは利口じゃないぜ。
短期的に成果を上げるコンテンツ企画だけじゃなく、長期的にも効率のいいサイト運営。
これだって重要なWeb担の腕の見せ所。さーがんばりましょーねー。
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