情報の信頼性向上・作業の効率向上・利便性向上の目玉とされた社内基幹データ管理システム再構築プロジェクト。
使う社員の こんな機能ほしい・あんな機能つけて・このボタンポチッと押したらこう動いてくれ・こんなデータだして とかの要望を集めた、「必要な機能」はてんこ盛りだった。
出来上がったシステムは、このデータ入力必須・そのデータ入れるの別テーブルで別ウインドウ・あのデータ出すにはどの権限でこのルートで入ってこのボタン とか「必要な操作」がてんこ盛りだった。
稼働開始早々、誤操作によるデータ不備の頻発・必須データの増加で入力効率の低下 とかで社内中てんてこ舞い。複雑な内部処理のためかシステムのパフォーマンスにも問題が発生。
結果、しばらくの後、社内協議の上 旧システムに戻してプロジェクトはなかった事に。費用ン億が時間とともに水に流れた。
このパターン、どのくらいの人が体験済なのだろう。
出来上がったシステムは、要望のあった機能は十分満たしてたよ。でも一つの大切な要件が不十分だったんだ。 それは、社員の作業の効率向上を図ること。
ほかの機能を満たしてても、この要件は満たしてなかった。
一つのデータ入力するのにあちこちクリックをしなきゃならなかったんだ。
日常的に使うデータを閲覧するのにいくつもの選択肢の中から目的の条件を探しださなきゃならなかったんだ。
どんな高機能を付けたって、いままでより頭も使うし入力の手間もかかるんじゃ社員が進んで使うわけないよ。いったん取り出したら他の手軽な情報管理に個々に溜め込んでいくのがオチ。そんな使われないシステムに蓄積される情報の信頼性ってどのくらいのもの?
でも、プロジェクト責任者一名のいった言葉「そんなの仕事なんだから覚えるのあたりまえでしょ。社命なんだから。」
もしかして、要件の優先度を甘く見てたの? まず何を解決すべきなのか見誤ったの?
機能をみたせばすべての問題が解決するとでも思ったの?
# もしかしてシステム屋さんのいう要件ってもっと狭義なのかな?
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