- 2009年2月11日 01:13
- 仕事ログ
1年半くらい前、サイトリニューアルのデザインを決めるフェーズにて。
制作会社が作ってきた配色やレイアウトのコンセプトを記した数十ページのデザイン仕様書をみながら、上司がこんな発言をしていた。
「当たり前の事を延々と書類化して、金とる口実つくってるんだろ」
「こういうの作らなきゃ奴ら自身が仕事進められないんだから、こんなの費用に含めるなよとか思うけど」
今思い出しても気分悪いけど、それは置いといて。
(あらかじめ断りを入れておくけれど、ひととしては味のあるイイ上司です。)
今進めている商品ページデザイン変更のプロジェクトで、制作サイドにデザイン指示を出す前に社内の意見をすりあわせるためにこんな資料を用意した。
画面エリアによって見ている人の心理に違いがあるよねーと、ページを上から下まで読む間の心理変化のステップを配置してみせたのさ。
これに従って組んだ画面構成は、他がビジュアルを頭で浮かべながら何となく組んできたデザインイメージとさほど大きく変わるもんでもなかった。だけど、まずはページのエリアごとの心理を確認して、それを情報配置の判断基準にしようよ、とやったわけ。
書類見せながら説明したとき、「おっそういわれればそうだよな、なるほどだからこれはここに置くのか」という反応があった反面、
「延々時間喰って何出してくるのかと思いきや、こんな回りくどいワイヤーフレームなんか使わなくたってガイドラインにあるパーツを組み合わせるだけだし、たいしてかわらないんなら具体的にデザイン指示した方が話が早ぇんだっつの」という空気もあったわけだ。
ガイドラインはグラフィックやコーディングのルールだけをきめるものじゃない。
どういう理念で画面やコンテンツの構成をするのか。プロジェクトメンバー内でデザインの理念こそを共有し、サイトとして統一した設計を保ちつつ育てていく為にある指針だよね。
おのおのがバラバラに持っている当たり前を、みんなの共通の当たり前としたものだよね。
でも内容が当たり前の最大公約数なだけに、おっなるほどと目に留めるツボが少なくて理解されず、「当たり前の集約で金とるの?」とかいわれ、守られるのは小手先のルールだけ...グラフィックパーツの使用方法だけに成り下がってく。
「それって当たり前だよね」と流されないようにするには、どうすべきなんでしょうねぇ。
- Newer: PostToTwitterをちょっと加工したので覚書き
- Older: 1ハードルこえてまた1ハードル